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「できるメイド様!」45話のネタバレ《ピッコマ連載》内容や読んだ感想など

できるメイド様

 

特技が一つもない冴えない侍女マリ。

 いつもいじめられるばかりだった彼女に、ある日信じられないことが起きた。

 「君のために最後にお祈りをしてあげよう、君の願いは何だい?」

死んでいった囚人を看病していたマリに訪れた奇跡。

 「万能な人になりたいです」

 その日からとても神秘的な夢を見始めることに。

 完璧な侍女!最高の彫刻家!天才音楽家

夢を通して夢の中の人物の能力を得て、何でも完璧な侍女マリの物語がいま始まる!

 

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「できるメイド様!」45話のネタバレ

コンコンとラエルの部屋をノックするマリ。

 「殿下、マリでございます」

 「温かいお茶をお持ちしました」とラエルにお茶を差し出しました。

 「ありがとう」とお茶を飲むラエル。

 ラエルの体を心配するマリは「少しお休みになられたほうが…」と声をかけます。

 「今は俺の体より重要な問題に直面しているから」と言って大丈夫だと微笑むラエル。

 〈自分を犠牲にしてまで国民のために頑張るなんて…〉

 「マリがいれてくれるお茶はいつもうまい、おかげで心がやすらぐよ」

時間も遅いからもう休んでいいぞと言われますが、マリは何か考えている様子です。

 「どうした?」

 「あの…私のようなものがこのようなことを言うべきではないかもしれませんが…」と答えるマリ。

 「マリは俺が望んでここに配属した、何でも話してくれ」と促すラエル。

 マリは思い切って自分の考えを言うことに。

 「教国と取引をしてはいかがでしょうか?」

 マリの提案

 マリは食料を支援する代わりにそれなりの対価を支払ってもらってはどうかと提案します。

それはラエルも考えていたことでした。

 しかしそれは不可能なことだったのでラエルは頭を悩ませていました。

 教国は異教徒で、金銀の取引は禁止されています。

 それ以外のものとなると価値の低いものしか取引できないのでした。

 〈やっぱり…殿下はすでに考慮していた部分だったのね〉

 マリは浅はかな意見を言って申し訳ございませんと謝りますが、ラエルはいい考えが浮かんだときはいつでも教えてくれと言うのでした。

 マリの夢に出てきたのは…

 ラエルの部屋を後にしても何かいい方法はないだろうかと悩むマリ。

 対価として受け取れるようなものはないだろうかと考えますが何も思いつきません。

 ベッドに入ってもそのことばかり考えてしまいます。

 マリは夢を見ました。

 作物ができず悩む人々。

 今日も食べ物が足りない…。

 その話し方は西南地方の訛りのようです。

 気温が高く雨が多かったから土が悪く小麦が育たない。

 今年は何を食べればいいんだ…。

 その夢の内容見てすごく大変そうだと感じるマリ。

 起きた後も夢の内容を考えます。

 〈帝国南西部の農民の夢…〉

 〈どうしてあんな夢を?〉

 〈教国のことと西南部の農民…なんの関係があるんだろう〉

 レイチェルの前にケーキやクッキーが用意されています。

 同じテーブルに座っているマリはつい悩みすぎてため息をつきました。

 「マリ、ため息ついてどうしたの?」

 レイチェルが聞きます。

 「あ…今回の使節団の件が心配で…」

 「そうね、早く解決したらいいんだけど」と答えるレイチェル。

 今回のことで、皇太子妃の選択まで先延ばしされていました。

 ケーキを食べながら「蜂蜜より砂糖の方が甘くて美味しいわ」と言うレイチェル。

 砂糖…。

 マリはピンときました。

 〈貴族じゃない限り目にすることのない高価なもの…〉

 〈この辺では栽培してないから東方から仕入れるしかない〉

 食料の対価として砂糖が手に入ればいいのですが、これも禁止されていました。

 「あーあ、帝国でも砂糖を栽培すればいいのに」とレイチェルがつぶやきます。

 「!!」

 「令嬢!今なんとおっしゃいましたか?」

 ガバッと立ち上がるマリ。

 〈どうして気づかなかったのだろう〉

 〈サトウキビの種子をもらえばいいのよ!それで砂糖を作ればいい!〉

 この国でサトウキビを栽培しなかった理由は気候が合わなかったからでした。

 でもこの帝国にも栽培に向いている場所がありました。

 まさに南西部!

 〈これなら皇太子殿下も喜んでくれる…!〉

 〈急いで会いに…〉

 「マリ、いい考えを思いついたの?」

 立ち上がりかけたマリが止まります。

 「私に教えて!この前みたいに私から話すわ!」

 レイチェルのほうを見て戸惑うマリ。

 「私がうまくいくことがあなたのためにもなるでしょう?」とニコッと笑うレイチェル。

 「できるメイド様」45話の感想と考察

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マリが自主的に自分から意見を言うのは今回が初めてだったのではないでしょうか?

 いつもは目立たないように、誰かに意見を言わせるように仕向けていたのに。

 マリの中でラエルに対する意識が変わってきているということかもしれませんね。

今回の教国との取引をどうやって切り抜けるのかもマリに降りてきた夢のアイデアで実現しそうですが、レイチェルが何げなく言った言葉にも気づかされたマリ。

 果たしてこの手柄をレイチェルに託すのでしょうか?

 マリなら託しちゃいそうな気がしますよね…。

 でもラエルがレイチェルからこの話を聞いて、本当にレイチェルのアイデアだと思うかどうかですよね?

マリとラエルのもどかしい距離が早く縮まってほしいです!!

 

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