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「暴君の行方」72話〈ネタバレ〉ピッコマ独占掲載作品の内容や感想など

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暴君の行方 71話〈前回のお話〉

 

劇に乱入したジエンは愛の妖精だと名乗り拍手喝采を受けました。

 

無事に使命を果たしほっとするジエンが目にしたのはナセル公子様でした。

 

慌てて逃げ出すジエンをナセルは追いかけて…!?

 

暴君の行方 72話〈ネタバレ〉

 

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息を切らして目の前に居るナセルを見つめるジエン。

 

〈やっぱりおかしい…なんで私を?〉

 

ほっかむりの妖怪だか愛の妖精だかとナセル公子様が過ごした時間はたった2週間ほど。

 

夜中に会ってほんの少し話をしたり、不本意ながら恋愛の邪魔?をしただけのこと。

 

〈どうしてここまで追ってくるの?〉

 

ナセルは優しくジエンのほっかむりを掴んでいました。

 

〈ほっかむりの妖怪、いやジエン〉

 

〈噴水の前で初めて会った日から北の地まで来た今日まで遠回りしてしまった〉

 

〈必ずまた会いたいと思っていた、僕を自由にしてくれたおまえに〉

 

〈過去の恋愛にとらわれず、いつかまた恋をすればいいと言ってくれたおまえに〉

 

〈あの日、死にかけた僕を危険をかえりみず助けてくれたおまえに〉

 

〈あのときから僕はおまえに恋をしていたんだ〉

 

ジエンを真っ直ぐ見つめるナセル。

 

「ジエン、好きだ」

 

サァーッと風が吹きます。

 

〈今…なんて?〉

 

〈や…多分「ぶっ殺す」の聞き間違いだ〉と青くなるジエン。

 

〈ほっかむり姿で妖精ぶってたメイドに、貴族の息子が告白するわけないじゃない〉

 

〈エレノアは普通に可愛い顔してたし…聞き間違いだ!〉

 

「好きだ、ジエン」ともう一度ナセルが言います。

 

〈聞き間違いじゃなかった!〉

 

「どうして…!」と頭を抱えるジエン。

 

「どうして?」と言葉の意味を聞き返すナセル。

 

「一体どうして…ほっかむりが好きなんですか?」

 

「僕がおまえを好きになったのはほっかむりだったからではない、おまえの言動に惹かれたんだ」

 

〈何故?何故ナセル公子様は私に惚れたの?他でもなくこの私にどうして!〉

 

〈前世の契約⁉︎〉

 

ナセル公子がしてはいけないことは、『剣で人を斬る』こと。

 

しかも『女を手に入れるため剣で人を害する』ことは特にダメなはずです。

 

ナセル公子は武術大会でそれをやってしまっていたことになります。

 

伯爵邸に戻って来たときにはすでに前世の契約を破っていたことになり、私が被っていたのがほっかむりだろうが麻の袋だろうが関係なかったってこと。

 

〈今さらだけど、前世の私って本当に計画的な野郎だったのね〉

 

「ジエン?顔色が悪い」とナセルがジエンの頬に手を伸ばしました。

 

その手をパシッと払いのけるジエン。

 

「公子様、私は公子様が好きじゃありません」



「そもそも公子様を好きになってはいけません」



〈好きになってはいけない…?〉



「それは…何故なんだ…?」と戸惑うナセル。

 

「どんな理由であろうと僕はおまえを好きでい続ける、何を言っても無駄だ」と微笑みます。

 

「どうしてですか?エレノアの時は心変わりしたじゃないですか!」と反論するジエン。

 

「わかるんだ、理由は説明できないが心変わりしないってわかる」と胸に手をあてるナセル。

 

「断言する」



すでに日が暮れかかっていました。

 

オロオロしだすジエンの手を取ってキスするナセル。

 

「おまえを好きなままでいさせてくれ」

 

カサカサとほうぼうに散らばる影法師団。

 

ジエンの後をつけてきて隠れて見ていましたが、ナセルの告白に恥ずかしくなり耐えきれず走り出しました。

 

4人ほどいた影法師団は恥ずかしいながらもナセルの告白にテンションが上がっています。

 

一同同様にあんな告白を断るなんて‼︎とパニック状態でした。

 

影法師団の副団長はベルハルトに任務の報告をします。

 

ジエンの身体能力のことを伝えていると、ナセル公公子がメイドの後を追ってどうなった?と聞かれました。

 

そんな質問がベルハルトからされると思ってなかった副団長は驚きます。

 

〈陛下らしからぬ焦った口調…気のせいか?〉

 

「ナセル公子がメイドに告白しました」

 

ベルハルトの手がピクッと動きます。

 

「…なんだって?」




暴君の行方 感想と考察

 

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ついに、ついに‼︎

 

ナセル様の愛の告白‼︎

 

やっぱりナセル様ですよね?

 

ヘカテ派もカールリス派もいるかもしれませんが…。

 

まさかベルハルト派も…⁉︎

 

いやいや、でもやっぱり最初からずっと一緒に過ごしてるヘカテ…?

 

でもヘカテはジエンの気持ちを受け止めたりはしない感じだし…。

 

そうなるとやっぱりナセル様ですよね!

 

最初は恋のアドバイスなんかをしてましたけど、エレノアの陰謀を知ってなんとかしなければと考えたジエン。

 

ナセル様を放っておくことが出来ず色々とアドバイスしたり、命を助けたりしているうちに好意を持たれて…。

 

あれ?この流れはカールリスでもありましたし、ベルハルトも今まさにそうなりそうですよね?

 

ジエンが自分から遠ざけようとすればするほど近づいてくる…。

 

前世の因縁なんですかね?

 

ナセル様の告白をジエンはどうやって対処するのでしょうか…?

 

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