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「暴君の行方」73話〈ネタバレ〉ピッコマ独占掲載作品の内容や感想など

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暴君の行方 72話〈前回のお話〉

 

ナセルに「愛の妖精」だとバレてしまったジエン。

 

ナセルはジエンに愛の告白をしました。

 

戸惑いながらも断るジエン。

 

その2人の様子を影法師団がベルハルトに報告して…!?



暴君の行方 73話〈ネタバレ〉

 

「ナセル公子はメイド次第で地位を捨て夜逃げをする覚悟もあるそうです」

 

副団長がベルハルトに報告を続けます。

 

「…メイドの返事は?」

 

ベルハルトが話を促しました。

 

「きっぱり断っていました」

 

ベルハルトの口元が軽く微笑んだように見えます。

 

「ご苦労だった」と労い、「今後に期待する」と通信は終わりました。

 

「感情…感情か…」

 

1人部屋で呟くベルハルト。

 

部屋に戻ってきたジエンはヘカテに渡されたまだ赤く光っているのを見て驚きます。

 

それは遠征隊の中にジエンを殺そうとしている人がいるという証でした。

 

「逃亡…するしかなくない?」

 

しかし遠征はまだ始まったばかりで、この2日後に遠征隊は村を後にしました。

 

ナセルとジエンの妙な距離感を見て「ふーん…?」と何かに勘づくヘカテ。

 

「今度は何をしたのですか?」

 

少し森の奥に入った場所でヘカテがジエンに聞きました。

 

「私は何もしてないもん、公子様に困ること言われただけ」

 

口を尖らせ目を逸らすジエン。

 

「あなたがナセル公子様を困らせたのではなく、ナセル公子様があなたを困らせたのですか?そんなはずありません」



ばっさり否定するヘカテ。

 

「今度こそは本当に何もしてないもん‼︎」とギャーギャー騒ぐジエン。

 

「2人の間に何があったのですか?」と改めてヘカテが聞きます。

 

「告白された」



「…はい?誰が何をしたですって…?」

 

キョトンとするヘカテ。

 

「ナセル公子様に告白されたの、振ったけど」ともう一度大きな声で言うジエン。

 

「公子様があなたに告白を…⁉︎」

 

今度ばかりは把握したのか驚くナセル。

 

「愛の妖精とかいうバカげたものを信じるなんて、なんて純粋なお方なんだ」

 

ヤレヤレと首を振ります。

 

「予期せぬ展開です。首都のお嬢さんの必死のアピールに目もくれなかったナセル公子様は人間ではなく妖精がお好きだったとは」

 

「ヘカテ!いつまで言ってんの?」

 

「どうして振ったのですか?」

 

「私が公子様を好きじゃないから?」

 

モジモジしながら答えるジエン。

 

〈僕の知ってるジエンは好きじゃなくてもとりあえず付き合ってみて決めよう!と考える人なのに〉

 

〈やっぱり…嘘をついている〉

 

モジモジと目の前で赤くなっているジエンが「因果応報」と呟きました。

 

「ナセル公子様が私に好感を抱いているのは、前世の私が契約を交わさせたからじゃん」

 

「私がオッケーすればナセル公子様は前世の私に『完全に』負けることになる」

 

「そもそもその感情はナセル公子様の本当の感情じゃないし、公子様も冷静になれば…」

 

カサっと背後から気配を感じます。

 

「僕の想いが偽物だって?」

 

「…⁉︎」

 

「僕の告白を断ったのは僕の想いが本物じゃないと思ったからだったのか?」

 

「違います…」

 

〈んっ?怒ってるのかと思ったのに嬉しそう…?〉

 

ナセルの顔は笑顔です。

 

「それならジエン、この遠征中に証明してみせる、本気でおまえを想っていると」

 

「だからこの遠征が終わったら正式な返事をくれ」



「いや、その…」

 

慌てふためくジエン。

 

〈この遠征が終わるまで私が生きてる保証もないのに!〉

 

〈わかってる、何が言いたいのか〉

 

〈何があっても私を守るという覚悟〉

 

〈生きて一緒に帰るという覚悟〉

 

ジエンは顔が熱くなってきました。

 

「だからもう僕を避けないでくれ」

 

キラキラとした笑顔を見せるナセル。

 

「あなたより積極的な人がいるとは想像もしませんでした」とヘカテも唖然としています。

 

その後、ついに魔物の地へ足を踏み入れる日がやってきました。

 

「魔物の地へと続く扉を開け」

 

ベルハルトが命令すると、扉が開かれました。

 

同行者には[テレポート]と呼ばれる魔石が渡されます。

 

瞬間的に違う場所に移動できるので、魔物に襲われた時に役立つようです。

 

そしてナセルとカールリスは光の神器を持っている為、魔石と一緒に使うことができず、ここから逃げ出すことはできないとベルハルトに言われました…。





暴君の行方 感想と考察

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ヘカテが2人の様子がおかしいと気づくところはさすがでしたね。

 

でも今回はジエンは何もしていない?し、告白は断っているのだから…と思ったのですが。

 

ジエンはナセル様に気持ちはあるのでしょうか?

 

そこがポイントですよね。

 

気持ちはあるけど、ナセル様が自分のことを好きなのは「契約」のせいかもしれないと思っているから素直になれない?

 

でもジエンがそこまで自分の前世を重く受け止める必要はないように感じるのですが…。

 

「契約」っていう縛りがあると人は自由に羽ばたけないのですね…。

 

ジエンとしては、自分の前世が3人の女人にかけた「契約」を今世で断ち切りたいと思っているから色々と考えてしまうのかもしれませんね。

 

遠征が終わったら返事がほしいと言うナセル様、かっこよかったです。

 

無事、遠征が終わりますように…。

 

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