「ある日、お姫様になってしまった件について」59話のネタバレ
夜遅くに失礼しましたレディーと紳士様はジェニットに挨拶します。
こんな時間に何の用だ?とジェニットに聞くアルフィアス公爵。
ちょっと話し声が聞こえて気になって…と謝るジェニット。
ジェニットが軽装のため、早く部屋に戻るように促します。
パジャマだったことに気づくジェニットは、バタバタと部屋に戻りました。
戻る途中、チラッと振り返ると、紳士様が口に人差し指をあてて、ニッコリ微笑んでいました。
アルフィアス公爵と紳士の出会い
何も余計なことを言わなくて良かった!と安堵するジェニット。
外で会った紳士様がアルフィアス邸に滞在していたなんて!
おじさんに、私と外で会ったことは言わないよね?
お互いに約束したから大丈夫だよね…?
頭を抱えているアルフィアス公爵。
これは…俺の責任か?と紳士。
いいえ…とアルフィアス公爵。
前にも言ったがジェニットに正体を明かす気はないし、得することないからと紳士。
ジェニットは好奇心旺盛だから、あなたを見たら陛下を思い浮かべるかも…と言って、途中でやめるアルフィアス公爵。
続けろ…と紳士。
いや…と黙ってしまいました。
まぁ、そんなに固くなるなと紳士。
君の素朴な計画も使える要素があるから協力するんだと言います。
デビュタントの日を思い出すアルフィアス公爵。
ジェニットの顔を社交界で覚えてもらうだけで満足すべきか…と考えるアルフィアス公爵。
今、正体を明かすのは無謀すぎるかもな…。
そこへ、ひとりの男が話しかけてきました。
公爵、久しぶり…。
あなたは⁉︎と驚くアルフィアス公爵。
俺のことを忘れていないようで嬉しいよ、と男。
どうして…ここに⁉︎とまだ驚きを隠せません。
俺の娘を今まで育ててくれたお礼を伝えにきたと男。
その目線の先にはジェニットが居ます。
娘…だって…⁉︎と目を見開くアルフィアス公爵。
この男は危険すぎる…。
ジェニットが先皇帝の娘であることが公になれば、全てがお終いだ…。
消すのが賢明か…。
チラッと紳士の方を見るアルフィアス公爵。
人の気持ちはすぐに変わって頼りにならないと言うが公爵を見ているとそうとは言えないなと紳士。
私にはよく意味がわかりませんとアルフィアス公爵。
褒めているんだよと白茶の爽やかを公爵に例える紳士。
それに答えることなく、もう遅いのでお休みくださいと言うアルフィアス公爵。
机をリズミカルにトントンと叩き、そうしようと微笑む紳士…。
外は雨が降っていました。
紳士様と庭園散歩
数日後。
ジェニットは、公爵の部屋でボーっと座っている紳士様の姿をコソッと見ています。
話しかけたいけど、おじさんに外部のものと仲良くしてはいけないと言われているので、悩むジェニット。
すると、紳士様の方から話しかけてきました。
どうしました、レディー?
私がいるから入れないのでしょうか?と聞かれ、慌てて否定します。
ジェニットはおおよそ10分くらいはそこでウロウロしていたようです。
ちょっと庭園に行こうとしていて…と言うジェニットに、私も庭園を見学したかったので案内をお願いしても?と紳士様。
一緒に庭園までの道を歩くジェニットと紳士。
庭園の入り口はこちらですと、気まずいジェニット。
紳士は、唐突にアルフィアス公爵はレディーをとても大切にしているようですねと言います。
ドキッとするジェニット。
公爵がレディーを大事にするあまり、外出をあまり許可しないと聞きました。
お祭りの日もこっそり出かけられたんでしょう?と紳士様。
あ、あの、外で会ったことは内緒にしてくれるお約束でしたよね?とジェニット。
もちろんですと紳士。
ありがとうございますとほっとするジェニット。
それよりも、素敵な庭園だと紳士様が言うので、温室もご案内しましょうか?と話していると、メイドがジェニットを呼びにきました。
ジェニット様!ご主人様が呼んでいます!
紳士が建物の窓の方を見上げると、アルフィアス公爵がこちらをじっと見ていました。
では、お先に失礼しますとジェニット。
はいと手を振りニコニコしている紳士様。
ジェニットはかなり残念そうな雰囲気です。
アルフィアス公爵の提案
お呼びですか?とアルフィアス公爵のいる部屋に入るジェニット。
ああ、お客様と居たのか?とアルフィアス公爵。
はい、庭の案内を頼まれたので…と言うと、えらいな!と褒められます。
楽しそうに何を話していたんだ?と聞かれ、庭園が素敵だとおっしゃってましたとジェニット。
そうか…と考え込むアルフィアス公爵。
明日、皇宮に行く予定があるから、一緒に行こうと言われます。
イゼキエルが同行する予定だったけど、忙しいため、代わりに行ってほしいと。
陛下の体調も心配だし、謁見は断られたけど、遠くから顔を見るくらいはできると言われ、行きます!と言うジェニット。
では、部屋に戻りなさいと言われ、素直に従います。
外で2人の会話を聞いていた紳士。
苦労しているな…とつぶやきました。
アタナシアも皇宮へ…?
アタナシアに皇宮に行くことを伝えるジェニット。
アタナシアは苺を食べながらベッドで本を読んでいました。
皇宮に?と聞き返すアタナシア。
イゼキエルの代わりに連れて行ってくれるとジェニット。
皇宮を出られた姫様に皇宮に行くって配慮がなかったかも…と少し不安になります。
でも私が居ない時に尋ねて来たら申し訳ないし…。
明日のお昼は部屋に私は居ないと思いますとジェニット。
わかりました、お気をつけてと言いながら、皇宮のみんなを思い浮かべるアタナシア。
私も行きたいな…。
ついて行く…?と考えるアタナシア。
「ある日、お姫様になってしまった件について」59話の感想と考察
やっぱり謎の紳士様はクロードのお兄さんでしたね‼︎
生きていたとは、誰かに匿ってもらっていたのでしょうか?
まだまだクロードの過去はがっつりと語られないので、推測しようにもネタがなさすぎます…。
ジェニットのことを実の娘だと語っていた紳士様はアルフィアス公爵と手を組んでいったい何を企んでいるのでしょうね?
ジェニットは、ずっと邸宅に閉じ込められているからか、この紳士様に興味津々のようですが…。
アルフィアス公爵がジェニットを連れて皇宮に行くことを決めたのは、きっと何か考えがあってのことなのでしょう。
アタナシア不在の今、クロードに取り入ろうと考えているのかもしれません。
そして、皇宮のみんなに会いたいアタナシアは、ジェニットについて行ってしまうのでしょうか⁉︎