作者 森本梢子
出版社 集英社
掲載誌 Cocohana.
2021年5月現在、15巻まで発売されています。
「アシガール」の登場人物は多すぎて覚えきれないですよ
速川 唯(はやかわ ゆい)
主人公の16歳で、ぼんやりと高校生活を送っている女の子です。
恋愛やオシャレにもまったく興味がなく、自分の容姿にも関心がない。
足が早いのだけが取り柄。
弟の作ったタイムマシンで戦国時代にタイムスリップしてしまい、そこで出会った若君・羽木九八郎忠清に一目惚れして、戦国の過酷な状況下でがらりと性格が変わる。
羽木九八郎 忠清(はぎくはちろう ただきよ)
戦国時代を生きている、黒羽城城主の羽木忠高の嫡男で容姿淡麗で超絶イケメン。
才色兼備で性格もよく、多くの家臣に慕われている。
唯と出会った当初は18歳ぐらいで、唯のことを気にいる。
速川 尊(はやかわ たける)
唯より一つ下で唯の弟。
自宅の物置でタイムマシンを発明する天才的な頭脳をもつ。
タイムスリップした姉を助けるために、でんでん丸やまぼ兵君なども発明する。
姉思い。
「アシガール」のおおまかなあらすじ
高校生活をただただぼんやりと生きている速川唯は、足だけが速いのが取り柄でした。
夢中になれるものが何もない唯は自分自身への関心もなく、身なりにも気を使わない女子高生でした。
そんなある日、たまたま入った自宅の物置で剣のようなものを発見します。
それは唯の天才的な頭脳を持つ弟の尊の発明品・懐剣でした。
手に取りうっかり抜いたところ、起動スイッチが入りタイムスリップしてしまいます。
唯は気がつくと敗走中の足軽隊(あしがるたい)の中に紛れ込んでいました。
唯がタイムスリップした先は永禄2年(1559年)の戦国時代でした。
とにかく生き延びることを先決とし、唯はその足軽隊についていき、偶然名乗った「唯之助」として世話をしてくれる家を見つけます。
そこで百姓の手伝いをしながら過ごしますが、先日出会った若君・羽木九八郎忠清にもう一度会いたくて黒羽城に向かいます。
しかし門前払いされ、とぼとぼと戻る帰り道、満月の夜に現代に戻れることを思い出します。
無事、現代に戻れた唯は戦国時代の1カ月が現代の3分程度であることを知り驚きます。
その後、羽木家のことを日本史の木村先生に尋ねると、唯がタイムスリップした永禄2年に戦に敗れ滅亡し、若君も死亡すること聞きます。
何とか若君を助けたい唯は、次の満月の日に戦国時代に戻ることを決意します。
「アシガール」を読んだ感想
いつも森本梢子先生の漫画を読むと思うのです、絵のセンス抜群ですよね。笑
少女漫画らしからぬ、と言うか、主人公が全然可愛くない。笑
脇役キャラとかがめちゃくちゃ可愛かったりイケメンだったり、本当にいつも期待を裏切ってくれてハマります。
今作も唯ちゃんの描き方!笑
最初の頃は本当に色気も何もない、まさに唯之助がピッタリな感じで、どうして忠清はこんな唯ちゃんを好きに?と疑問に思うほどでした。
それでもやっぱり読み進めていくとしっくりきている自分がいましたよ。
マジックですね。
忠清のイケメンっぷりは誰しも一目惚れするレベルなので、それだけでも楽しめますし、唯が凡人ってことで感情移入もしやすいかもしれないですね。
個人的には忠清が現代に来たときの現代風なファッションとかがかなり良かったです!
とにかく、内容は文句なしに面白いので読む価値アリアリですよ♪
「アシガール」のTVドラマ紹介
2017年9月から全12回でNHKで放送されました。
2020年6月現在も再放送されているようです。
唯役を黒島結菜さん、忠清を伊藤健太郎さん他、豪華な出演者で彩られていますね。
唯役が黒島結菜さんだとめちゃくちゃ可愛い気がするのですが、漫画の唯も10巻くらいから可愛くなってくるので、合わせたのかな?笑
ドラマ版の「アシガール」も是非見てください♪
森本梢子先生の人気漫画紹介
独特の目線で描かれる漫画が特徴的な森本梢子先生。
世に出ている漫画の多くがドラマ化や映画化されています。
くせのある主人公や登場人物にくすっと笑えるブラックユーモア。
どの漫画もおすすめです!!
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manacomicsmania.hatenadiary.com
2016年に映画化もされました。