ウソ婚／時名きうい
発行元 講談社
掲載誌 別冊フレンド
2020年1月現在、3巻まで発売されています。
「ウソ婚」のあらすじ紹介
この少女漫画は現代の「シンデレラ版」と言えそうです。
こういうストーリーは時を経てもやはり支持される内容なんですね。
女性が強い設定のストーリーも見ていて気持ちいいですが、どうしても自分とリンクさせた時に、あまりにも性格が違いすぎると感情移入しにくくなります。
その点、この「ウソ婚」に出てくる主人公、千堂 八重（せんどう やえ）はどことなく抜けていて、女性っぽい女性という性格で、おっとりタイプのかたにはおすすめだと思いました。
おっとりしているけどマイペース。
この設定は結構好きなんです。
そこに俺様系の夏目 匠（なつめ たくみ）が相手役なのですが、ここで2人のバランスがめちゃくちゃ取れているんですよ！
まさに理想のカップル。
あらすじとしては、家も仕事も失った八重を匠が拾うという設定で、まあよくある内容かもしれません。
少女漫画という位置でもいいのですが、少し大人っぽい内容になっているので、酸いも甘いも知り尽くした30代以上の方にもおすすめの内容だと思います。
「ウソ婚」が生み出す胸のトキメキの内容
少女漫画って私はやっぱりトキメキを感じたいから読むのですが、内容がワンパターンになってくると飽きてきますよね。
そういう少女漫画は1回読んだらもう読み返すことはないのですが、友人におすすめするような少女漫画はやはり話の組み立てがうまいのだと思います。
沢山の伏線をはって、盛り上がったところでドーン！出してくるのですよ！
本当に天才か！って思います。
この少女漫画も最初の方からチラホラと伏線をはさんできて、しっかり理由付けできているんですよね。
人間ってやっぱりいきなりはそうならないだろ～みたいな、秩序だったものをほしがるのでその地盤の部分がしっかりしていないと、いまいち現実味にかけると言いますか…。
その「どうしてそうなるのか」という部分をしっかり描いているからこそ、匠の行動の理由にトキメキを感じるのではないかと思います。
「ウソ婚」のおすすめポイント
やっぱりおすすめとしてはシンデレラならではの豪華なおもてなしでしょうか？
匠は有名な建築家という設定なので、とてもお金持ちなんです。
ただ、遊びも派手で女の子をとっかえひっかえしたあげく、今度はその女子達を寄せ付けないために八重を使ってウソの結婚をするのです。
ただ八重は奥様という設定なので匠の数々の豪華な生活につき合わされるのですが、そこが女子の憧れといいますか…。
こんなの絶対勘違いしてしまう！と思いますが、八重は我慢強い子なんです。
なかなか一線は越えません（笑）
そのバランス感がもっと読みたいと思わせるので本当に話の構成が上手なんです！
もうひとつのおすすめポイントは、最近増えてきたと感じるのですが、匠目線からのお話ですね。
この話が一緒に入っていると2倍楽しめます。
あの時、匠はこんな風に思ってたんだな～と知れるのでほんとうにおすすめです。
「ウソ婚」の内容
まだ連載中でして、3巻は本当にいいところで続くになってしまっています（笑）
電子書籍だともっと早く続きが読めるかもしれません。
現代の「シンデレラ版」を読みたい方には本当におすすめの内容です。
絵もとっても綺麗で好きな描き方の少女漫画ですね。
あと「ウソ婚」めちゃくちゃ売れているみたいですね。
少女漫画の帯に100万部突破って印刷されていました！
私は紙派なので本を購入しましたが、電子書籍も画面が大きく見れるスマホに変えたら検討したいと思っています。
今回もお読みいただきありがとうございます！
「ウソ婚」のようなちょっと大人な少女漫画が好きなら「蜜夜婚～付喪神の嫁御寮～」もおすすめです♪
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