七つ屋志のぶの宝石匣53話
4月を迎える受験シーズンに突入し、志のぶは受験勉強に精を出します。
近所に住む顕定の同級生の結婚式に呼ばれたり、乃和の元に向かった顕定に複雑な気持ちを抱く志のぶですが…?
七つ屋志のぶの宝石匣54話
|
4月ー。
志のぶは高校3年生に進級しました。
とうとう受験まで10ヶ月をきり、勉強に仕事に気合が入ります。
始業式の日は早く帰れるので、友人の誘いを断って校門に向かっていると虎徹が手を振って立っていました。
「志のぶちゃーん!待ってた~!」
周りの視線を感じ青ざめる志のぶ。
タイから帰ってたんだ!?と驚きながら、どうしてここに!?と尋ねます。
もうすぐ顕定の誕生日だから一緒にプレゼントを買いに行こうとお誘いでした。
デパートでプレゼントを選びながら、虎徹に顕ちゃんにプレゼントを買ったことがないと打ち明ける志のぶ。
婚約者なのに!?と驚く虎徹。
小さい頃は折り紙とかあげたことあるけど、顕ちゃんは誰に何をもらっても嬉しくなそうだったからと。
じゃあ絶対喜ぶプレゼント渡そう!と言う虎徹。
この際だからサプライズパーティもやろうと提案してきました。
橘家。
橘千香子(たちばなちかこ)66歳は15年も一緒に過ごした愛犬を亡くしペットロスに陥っていました。
話を聞く鷹臣。
今日のお客様はこのご婦人ではなく、鷹臣の実の姉の婚約者・橘洋之助(たちばなようのすけ)と姉・久世芙美子(くぜふみこ)の結婚指輪の相談に来ていました。
おいおいと泣いている千香子にお母様も一緒にジュエリー作りませんか?と聞く芙美子。
こんな素敵な子が息子と結婚してくれるのになんでふたりともドイツに行っちゃうの~!!とまた泣き出す千香子。
すると「なんだ?騒がしいな」と奥から声がします。
橘弘明(たちばなひろあき)政治家で千香子の夫です。
急に押し黙ってしまう千香子。
鷹臣は初めての対面だったため、軽く挨拶をかわします。
ジュエリーをデザインしていると聞いて、ダイヤも使うのか?と聞かれます。
はいと答えると、ダイヤならいいのがあると秘書に持ってこさせます。
昔、鉱山関係者と知り合いになってねと話す弘明。
そのダイヤは2カラットはある大きいなものでした。
弘明は外遊があると行って秘書と出て行きます。
親父が宝石に興味があるなんて知らなかったと言う洋之助。
あるわよ、金目のものだものと千香子はなぜか辛辣です。
20年くらい前に宝石を扱っている輸入業者の人と仲良くなって色々買っていたことと、赤い石の話をする千香子。
鷹臣は赤い石について尋ねますが、見たことないからわからないと答えます。
書斎のどこかにあるんじゃないかしらと。
しかも書斎は家族すら立ち入り禁止だと言います。
お店に戻りダイヤを確認する鷹臣。
なぜか違和感を感じます。
そこへ志のぶと虎徹登場。
サプライズパーティの件を話しに来たのですが、志のぶがダイヤを見るなり例の恐い合成ダイヤだと判断します。
3日後。
橘家を訪問する志のぶと虎徹。
鷹さんが急用で来れなくなったので、代わりにデザイン画を持ってきたと話します。
それは志のぶたちの作戦で、その隙に鷹臣が書斎に入って赤い石を確認する手はずでした。
千香子にペットの毛を使って作る宝石の話をして盛り上がっている隙に、鷹臣はドアの鍵を破り書斎の中へ。
あのダイヤと同じ物をいくつか見つけ、赤い石を探していると突然部屋に男が入ってきて…!?
七つ屋志のぶの宝石匣 読んだ感想+考察
今回は顕定の登場はありませんでしたね。
日本に戻ってきた虎徹と志のぶのコンビってなんだかほんわかしていてずっと見ていたい感じでした。
そして鷹臣さんの実姉の婚約者宅で志のぶの恐れるあの合成ダイヤが!!
千香子さんは夫である弘明さんをどうも警戒しているようでしたし、弘明さんもどうも癖がありそうな雰囲気でしたよね。
訳ありなダイヤを息子の婚約者の結婚指輪にあげるなんて、なんだかプンプン臭いますね!!
そして再び橘家に訪れた鷹臣。
こんどは志のぶと虎徹を囮に使って書斎に忍び込むという…。
鷹臣さん、何でもできますね…。
感心します。笑
ペットロスの千香子さんに愛犬の毛を宝石にデザインする案を出した虎徹くん。
めちゃくちゃ連携は取れていたのに、書斎に現れた謎の男は一体誰なんでしょうか?
続きが気になります!!