今回のお話は、倉田屋のライバル質店の跡取り息子・祐也の何やらお悩み相談…!?
七つ屋志のぶの宝石匣55話《前回のお話》
橘家の書斎に忍び込んだ鷹臣ですが、謎の男に襲撃され間一髪逃げ出します。
顕定の誕生日会を開く予定でしたが、鷹臣が怪我をしてそれどころではなくなって…?
七つ屋志のぶの宝石匣56話 ネタバレ
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クロガネ質店。
「スペシャル・ウィーク」(元・金井質店)の跡取り息子である金井祐也は現在クロガネ質店で修行中。
自分の娘が勝手に売ったとクレームが入ります。
「すぐに品物出してきます…すみません…」と弱腰の祐也。
同僚たちも呆れ顔です。
青沼質店のお嬢さんと破局してから、真面目に質店の修行はしていますが、性根の方はなかなか治りません。
彼女いない暦半年の祐也の元に先日、お見合いの話が舞い込んできました。
絶対に振られたくない!!と意気込む祐也。
倉田屋で祐也が習得したいもの
倉田屋。
「それで…なぜあなたがうちに…?」と困り顔の志のぶ。
北上顕定くんなら土下座してでも結婚したいと言っているのを聞いて勉強しにきたと言う祐也。
勝手に決めるなー!!と心の中で叫ぶ志のぶ。
そうこうしていると顕定がやってきます。
「何だよそいつ!?」とカウンターの中に堂々と座る祐也を見る顕定。
「観葉植物だと思って…」と諦めている志のぶ。
すると、祐也が対応したようなクレームのお客様が来店しました。
息子が勝手に売った時計を返してほしいと。
志のぶはすぐ返品の対応をしますが、顕定は「25歳の息子の教育ができていない話をこっちの責任にされても困る」とピシャリ。
「ありがとう顕ちゃん」と志のぶ。
それを見て〈これかー!!〉と感じる祐也。
百合江のアドバイスで祐也が目覚める!
次の日。
人気のないバックを持ってきたお客様に「いくらいいものでもダサイ」とピシャリという祐也。
完璧に方向性を間違えています。
同僚も感じの悪い祐也を見て、倉田屋で何を学んできているんだ?と思う始末。
その後も倉田屋で学歴を詐称したり、虚勢を張ったりと何がしたいのかわかりません。
そこへ骨董品の持込がありました。
根付や骨董は好きな祐也は俄然張り切ります。
でも有名作家のものは偽者が多いのでいまいち本物か確信が持てません。
すると百合江が知り合いの骨董屋に聞けばいいとアドバイスします。
でも人に聞くなんてかっこ悪いと言う祐也に、周りに優秀な人がいれば頼るべきだし頼り上手のリーダーもありだと言われます。
その後、クロガネ質店で周りの人の色々教えて欲しいと頼む祐也。
馴染んでいる様子をクロガネ質店の娘が微笑ましく見ていました。
橘家で虎徹が目にしたものとは!?
橘家。
出来上がったジュエリーを持ってきた虎徹。
ちょっとお茶でもしていってと誘われ室内へ。
ドイツに行く前に写真の整理をしているところでした。
その中にカード類や名刺などもチラホラ。
そのなかの1枚に「青山商会・青山銀一」と書かれた名刺を見つける虎徹。
その名刺の人は誰ですか?と聞くと、主人に色々宝石を売っていた人だと答えます。
「あのダイヤの?赤い石の人…?」と虎徹。
鷹臣の姉がその頃に見せてもらった赤い石の画像があるとスマホを操作して、虎徹に見せてくれました。
「見て!レッドベリル」と画面を虎徹に差し出します。
〈「青山商会」って見浦銀一が結婚して婿養子で入った家の、乃和のお母さんの実家…〉
虎徹の中で点と点が線で繋がっていくようでした。
七つ屋志のぶの宝石匣 読んだ感想+考察
久々に登場・金井祐也!
単行本2巻で登場して以来でした。
志のぶがちょっとだけ想いを寄せてましたよね。
志のぶは「黒歴史」だと思っているようでしたけど。笑
でもちょっとシリアスなシーンが続いていたので、久々に「クスリ」と笑えて楽しかったです。
それに、ネタバレの内容には書かなかったのです、少しだけ志のぶと顕定の恋愛要素も描かれていて、ちょっとだけ安心しました。
質店同士であんな風に横の繋がりが実際にあるとしたら何だかとっても楽しそうだなって思いますよね。
そして橘家を訪問した虎徹が見つけた「青山銀一」の名刺。
どんどん明かされていく真実に繋がり、顕定の家族はどうなってしまったのか?これから更に明らかになっていきそうな展開ですね!!
続きが気になります!