「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」49話のネタバレ
ロビアの潜入
エルドリアの生誕パーティーの1日前。
ドミナート城の裏の鉱山にいるロビアとエッセン。
そこに、奴隷商の頭目たちと、ドミナートの公爵家の者たちが密会していました。
知っているものか？とエッセン。
奴隷商の頭目は以前、姫さまの宮で見たことがあると答えるロビア。
この全てにユリエルが関わっていると言うのか？
振り返るロビア。
まだあの女のことを信じているんですね？
そもそも、あなただってあの女の行動を疑っているから、公爵家の周りをうろついていたのでは？
そ、それは…。
目を逸らすエッセン。
それとも、またあの女が浮気をするかもと疑っていたのですか？
…彼女が危険なことに巻き込まれるのを事前に防ぎたかっただけだ。
あなたは、まだそんなことを…あれだけ酷いことをされて、あの女がどれだけ危険か…。
ワァァァ‼︎
密会場所から大きな声が響きました。
奴隷商たちが公爵家の人々に次々と刺されています。
た、助けてくれ‼︎
どうなっている？と考えるロビア。
確かにあいつらはドミナート家のやつらだが、奴隷商を殺して得られるものは？
それも、明日の宴会の前に？
エッセンの方を向き直るロビア。
今すぐに応援を呼びに行ってください。
誰かがここに残るなら、俺の方がいいと思うが？お前では何も出来ないだろう？
この件にはユリエルが関わっていると言ったでしょう？
あなたをここに残して行くことはできません。
だからと言って、1人で応援を呼びに行かすのも気が進みませんが、この状況では仕方がありません。
俺があいつらの監視をしている内に、兵士を連れて戻ってきてください。
そして…。
ロビアはエッセンに何かを言いました。
ロビアの意外な行動
エッセンが行ったあと、隠れて監視しているロビア。
（あいつらが企んでいるとんでもない計画は、きっとあの方に矛先が向かっているはずだ）
（殺人を犯してまで、作り出すもの…）
ロビアはエッセンを説得して、応援を連れてくるように頼んだものの、距離があるため、戻ってくるまでに計画を阻止する重要な証拠を見逃してしまうことを危惧していました。
ジャケットの中に手を入れて、何かをグッと掴むロビア。
そして中に歩いて行きます。
こんな夜中に人殺しなんかして、何を企んでいるんだ？
誰だ？
公爵家の面々がロビアの方を見ます。
1年ぶりだな？俺の顔は覚えているだろう？
何者だ？
ロビアの顔に見覚えのあるものが答えます。
皇女の愛人ですよ。
以前、宮に商品を届けに行ったときに見たことがあります。
奴隷商のうち、1人殺されていない男が答えました。
仲間を殺す代わりにドミナート家から何をもらう約束をしたんだ？とロビア。
ドミナート家のやつが、どんな奴らか知らないのか？
お前の命なんかゴミ以下に思ってる奴らだぞ。
万に一つお前を生かしたとしても、姫さまがドミナートを処刑するだろう。
姫様に会ったことがあるお前なら知っているはずだ。
姫様は仰られたことは必ず実行に移す。
血の気が引いていく奴隷商の男。
お、俺はただ公子に脅されて言われたことをやった…。
ドス！
奴隷商を殴る公子。
ゲホッゲホッ…。
床に這いつくばる奴隷商の男。
聞きましたか？と公子。
もちろんとロビア。
ロビアがエッセンに賭けたもの
捕らえられたロビア。
この者の始末は私がすると言う公子のジャック。
奴隷商の男を安全な場所に移動させるように命令します。
もうじき夜が明けるから、早く処理をして戻ってこい。
分かりました。
ロビアは考えていました。
（応援が来るまでは、まだ時間がかかる）
（いや、そんなことはもうどうでもいい…）
（エッセン・ベルロードが俺が最後に言ったことを実行してくれれば…）
ロビアの前にナイフを持って立っているジャック。
皇女の愛人が、何を思ってこんなとこにやってきたのですか？
もしも、何か企んでいるのなら、話した方が身のためですよ？
ロビアの襟をグッと掴んで引き上げるジャック。
そんなものは、ない…とロビア。
その瞬間、ナイフで腹を刺されます。
うっ‼︎
よく考えてからお答えください。
あなたをここで殺して、別の場所に運んで強盗の仕業にするこもできますが、できるだけ穏便に…。
ドスッ‼︎
振り返るジャック。
驚くロビア。
目の前のジャックがゆっくりと地面に倒れ込みました。
ドサッ！
…どうして、戻ってきたんですか？
ロビアの目の前には、血が滴る剣を持ったエッセンが立っていました。
ロビアの持ってきた証拠は？
時は元に戻り、エルドリアの宴会城。
ロビアとエッセンが入ってきます。
惑わされていけません！陛下。
証拠があると、ユリエル達の近くまで、エッセンに支えられながら歩いてきました。
証拠？何の証拠だ？
嘘と真実を区別する証拠だとロビア。
陛下の隣にいる男が、自分の孫息子が探した陛下の血縁に嘘偽りなどないと説明しています。
（陛下の血縁だと…？）
チラッとユリエルを見ます。
ユリエルはロビアとエッセンの登場に驚きが隠せません。
（ロビアに、どうしてエッセンまで…⁉︎）
証拠があれば、全て解決するのだから、すぐに見せよと陛下。
これですとロビアが何かを出しました。
あれは…玉？とエルドリア。
ロビアの手に握られた玉がパァと光出します。
すると、さっきドミナート城の裏でやり取りした声が流れてきました。
俺は公子に脅されて…。
ここであなたを殺して、別な場所で強盗に…。
ジジ…ジジジ…。
さっきのやり取りが鮮明に流れます。
これが証拠ですとロビア。
皇室を陥れようとしたあの者たちに処罰を…。
ロビアはもう限界でした。
ズルっとその場に崩れます。
ロビア！
エルドリアがその体を支えました。
一体どうしてこんな…。
血がついた手でロビアはエルドリアの手をギュッと握りました。
姫さま…。
申し訳ありません…ドレスを汚してしまいました…。
そんなこと気にしてる場合じゃないわ！
そんなに怒らないでください…。
自分がどんな状態か…!!
姫さま…もう、大丈夫なので…。
ピロン！
《ERROR》
《予期せぬエラー発生！》
【没落達成値：90％】
〈数値を上げることができません〉
ぐっとユリエルを睨むエルドリア。
（どっちが勝つかやってみようじゃない!!）
「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」49話の感想と考察
ロビアがユリエルの怪しい動きを察知して先回りしていたのは驚きましたね！
しかもエッセンまで一緒に居るとは、かなり予想外でした。
ユリエルを信じたい気持ちもあるけど、どうも落ち着かずに公爵家の周りをうろついていたのでしょうか？
そこへロビアとたまたま遭遇？
まあ、そういうことにしといてあげましょう！笑
エッセンは素直じゃなさそうですからね。
それにしてもロビアの的確な判断で、今回エルドリアは事なきを得そうな予感がしませんか？
ユリエルにしてやられるかと、ドキドキしましたけど、そうはいかないようですね。
でも、ネックレスを勧めたのはヘスだってことは、忘れてはいけません。
薬の時だって、どうもヘスは動きが怪しかったですしね。
エルドリアも、ヘスがユリエルに加担しているとは思ってもみなかったことでしょうから、かなり人間不信になりそう…。
それに、ロビアの怪我の容態も気になるところです。
システムエラーでちょうど話は終わってしまいましたが、ロビアを傷つけられ、ユリエルに嵌められそうになったエルドリアは怒りに満ちています。
どんな反撃にでるのか楽しみですね！
