七つ屋志のぶの宝石匣の前回〔50話〕の内容
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志のぶの提案で、顕定、鷹臣と3人で宝石の街・甲府に旅行することになった3人。
とある工房で出会ったおばあちゃんに違和感を感じる鷹臣。
顕定の行方不明の叔父・北上義美(きたがみよしみ)について何かを知っているようで…!?
七つ屋志のぶの宝石匣 51話のネタバレ
大滝さん一家と一緒に志のぶたちは居酒屋でお酒やご飯を食べています。
わきあいあいと盛り上がっている中、一人外に出て行く鷹臣。
その様子を志のぶは見ています。
「和久井」という表札のかかった家のインターホンを押すと、お婆さんが対応します。
鷹臣は丁寧に昼間にカミノ貴石にいた北上顕定の友人だと名乗ります。
顔面蒼白になりながら玄関を開ける和久井さん。
ちょっと話をするだけだと言って、人目のつかない山奥に連れ出す鷹臣。
僕は北上家の人間を探し出したいと言って、ほとんど脅しのように知っている事を全て話してほしいと頼みます。
和久井さんは震えながらも敵ではないと泣き出します。
ちょっとやりすぎたかなと心の中で謝る鷹臣。
次の日、寝起きの志のぶと二日酔いの顕定の元に和久井さんを連れてきた鷹臣。
和久井さんは晴子さんの出産を手伝った助産師さんでした。
24年前の60歳の時に友人がいたカミノ貴石の工房で遊びに来ていた北上義美さんに頼まれて彼の友人の「加治木晴子」(かじきはるこ)さんの出産を手伝ってほしいと言われたとのこと。
しかも極秘で、報酬は通常の3倍払うとの話でした。
無事に出産し、10日ほどゆっくりした2人はベビー用品などを買いに街へ車で出かけ、そしてそのまま帰ってこなかったと。
晴子さんの荷物も置いたまま、北上さんに電話しても繋がらず極秘と言われていたため誰にも言えなかった和久井さん。
そのまま1年がたった頃、ニュースで北上義美さんが行方不明だということを知り、ただ怖くて警察にも連絡できなかったと。
顕定はどうしてそのときに警察に言ってくれなかったんだと責めます。
和久井さんは24年前に晴子さんが話していたのが聞こえた「まさかこの子の父親から逃げることになるなんて」という言葉に不吉なものを感じ、何も知りたくなかったからと答えます。
鷹臣は話を整理します。
24年前に加治木晴子は子供のおそらく父親である見浦銀一(みうらぎんいち)から逃げて山梨で極秘で虎徹を産んだ。
虎徹を産んだ晴子さんは10日後に義美さんと車で出かけ失踪。
その翌日に晴子は小河原の児童養護施設に虎徹を置き、その日の隣の市で義美さんの所有していたアンティークの指輪を売却、その1ヶ月後に養護施設を覗いている晴子の目撃談があり、その後の消息は不明だという。
鷹臣は晴子たちが和久井家に残したままの荷物の中身を志のぶに見せます。
それは合成だと鑑別できないあの”怖い”ダイアでした。
顕定がちょっとまてと口をはさみ「見浦銀一」って誰だ?と強い口調で言います。
ちょっと前に志のぶから話すかどうか決めてと鷹臣に言われ、志のぶは言わずにいたのでした。
とりあえずややこしくなりそうだったので和久井さんを送りに鷹臣は席を立ちます。
外のデッキで顕定はどうして父親の名前を黙っていたのかと志のぶに聞きます。
志のぶは見浦銀一が乃和のお父さんだったからと答えます。
乃和との関係がおかしくなったら嫌だしと。
乃和のこと好きでしょ?と聞いた志のぶですが、気まずくなって着替えなきゃと踵を返すとデッキの木が抜けて足が挟まれてしまいます。
顕定が助けようと手を出すと抱きつく志のぶ。
大きくなったな…とつぶやく顕定に顕ちゃんもねと微笑む志のぶ。
そこへタイミングよく!?鷹臣がそろそろ帰る支度しようねーと言いにきました…。
七つ屋志のぶの宝石匣 感想と考察
いやー、どんどん確信に近づいてきている感じですよね!
虎徹の生い立ちや、顕定の叔父さんに失踪の過程、そして虎徹と乃和の父親が同じだという事実!
まだまだ色々ことが複雑に絡んでいそうですが、今回の山梨旅行は3人にとって得るものがとても多かったのではないでしょうか?
志のぶと顕定との関係も少しだけ変化が見られたような気もしますがどうなんでしょう?
でも今くらいのつかず離れずの関係が見ていて楽しいのも本音ではありますが…。
まだまだこれからが本番のような七つ屋志のぶですが、本当にどこまでも飽きずに読めてしまいます。
次回の話も楽しみですね♪
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