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そんなの待ってられないよ！ってほど、続きが気になる方に、ネタバレでご紹介します！
もちろん作画と一緒に読むのが一番面白いですが、文字だけでもニュアンスが伝われば幸いです！
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「できるメイド様！」4話のネタバレ
シトシトと降る雨を窓から見るマリ。
ダメだ…眠れない…。
外に出ようと支度をするマリに、ルームメイトが声をかけます。
どこ行くの？雨降ってるよ…？
ごめん、起こしちゃって…眠れないから少し散歩してくるとマリ。
歩いていると、カン…カン…と音が聞こえてきます。
何の音…？
ハンスさんが彫刻を彫っていました。
こんな遅くまで…。
ハンスさん！風邪ひきますよ！早く帰ってください！と声をかけます。
マリさん！こんな遅くにどうしたの…とハンス。
私のことより、ずぶ濡れじゃないですか！体を壊したら大変です！
そうだな…遅くまでやっても大した収穫は得られないだろう…戻ろう。
おやすみと言って帰るハンス。
その後ろ姿を見ながら、何かできることはないだろうかと考えるマリ。
銅像を見つめ、私がもし「彼女」だったら…と思います。
《ピオナ、今日はどんな彫刻を彫るんだい？》
《太陽、月、世界？》
《君がノミをふるう姿はどうしてそんなに力強いのだろう…》
《だからこそ、世界最高の庭園彫刻師と呼ばれるんだろう？ピオナ》
マリの手が黄金に輝きます。
こ、これは…。
何かを確信したマリは彫刻に向かいました。
母上の彫刻に興味を持つラエル
雨はまだ降り続いています。
殿下、式典の準備は順調に進んでいます。
内戦後の後の初めての式典だから、完璧にしたいと皇太子ラエル。
他に報告は？
特にはないですが、第三皇妃様の彫刻に少し問題があったので、私が叱っておきました！
ラエルに褒めてほしくてペラペラと話す男。
ただの庭師の彫刻はやはり品がなく、手を抜くなと言っておきました。
彫刻とはどういうことだ？とラエル。
えっ？
庭園の雑草を処理しろとは言ったが、母上の彫刻だと？
いつ俺がそんな命令をした？
ギロリと男を睨むラエル。
忘れるな！君主の剣は敵を殺すためにあって、味方を脅すためにあるのではない！
は、はい！
もう下がれ。
バタン。
（虫けらが、お前の考えはお見通しだ。近いうちにクビにしよう）
はぁと、ため息をつくラエル。
今日はもうこれで仕事は終わりか？
はい、殿下と近衛騎士のアルモンド子爵が答えます。
立ち上がるラエル。
どちらへ？
散歩だ、ついてくるなと言って、仮面を手に取りました。
母上を見てこよう…。
消えた彫刻家
雨の中、庭園を歩くラエル。
あんな死に方をしてもう10年か…。
母親の事を考えていると、カン…カン…と音が聞こえてきます。
彫刻師か…？こんな遅くまで作業を…。
今日はもう切り上げるよう、伝えてやろう…。
彫刻師の方に近づくラエル。
…エル…ラ…エル…。
光り輝く彫刻から声が聞こえてきます。
それはまるで、本物の母上のようでした。
どんな人なんだ？こんな風に彫刻を…。
邪魔してはいけないと思い、話しかけるのをやめて戻るラエル。
翌日。
庭園の彫刻が完成していることに驚くハンス。
ハンスさん、すごいですね！
一晩でこんな素晴らしい彫刻を完成させるなんて！
みんなが口々に褒めてくれます。
いや、俺は…と否定するハンス。
その横でクシャミを連発しているマリ。
風邪かい？
かもしれません、ハンスさん、あの彫刻…。
俺が彫ったんじゃない…あれは歴史に残る名作だ…。
俺の腕じゃこんな魂のこもった彫刻は彫れない…。
でも、完成して、良かったですねとマリ。
そこへアルモンド子爵がやってきます。
彫刻師は誰だ？
私ですと手を挙げるハンス。
皇太子様が呼んでる、ついて来い。
青ざめるハンス。
アルモンド子爵は庭園には殿下のいう小柄な彫刻師はいなかったと伝えます。
この目でちゃんと見たのに、いなかっただと？とラエル。
名前はハンスと言ったか？
殿下、どうかお許しを…。
跪きブルブルと震えるハンス。
田舎で家族が待っています…どうか命だけは…。
面を上げろ、私がお前をここに呼んだのは殺すからではない。
あの彫刻は本当に素晴らしい。
何か褒美をやろう、望みはあるか？
ハンスは自分はあの彫刻を完成させていないこを正直に言います。
（確かに体つきが違うな…）
なら、彫刻を完成させた者はどこにいる？
それが…私にもわからないのです。
昨晩に、誰かがあの彫刻を完成させたのは間違いないのですが…。
殿下の見間違いではないでしょうか？とソビエン公爵家・オルン公爵。
殿下がおっしゃる容姿はかなり華奢な女性のようですし…。
私の知っている限りでは、帝国内にいる腕のある彫刻家は全て男性です。
でも、俺はこの目でみたからな…と一歩も引かないラエル。
では、私がその彫刻家を探してみましょうとオルン。
殿下がそこまで言うなら見つけたいですし、王宮のど真ん中で、誰にも知られずに彫刻を仕上げるなんて、どんな人か気になりますからね…。
なぜか寒気がして、クシャミをするマリ。
「できるメイド様」4話の感想と考察
マリの見た夢が活かされましたね！
最高の庭園彫刻師ピオナ！
まるで生きているかのような母上の彫刻にラエルはきっと感動したのでしょう。
でも、すぐに会えると思ったのその彫刻家は忽然と姿を消してしまいました…。
いや、マリなんですけどね？笑
正体を明かすはずがないので、きっと見つからないままでしょう。
誰かの役に立ちたいというマリの願いは叶えられたわけです。
しかも、一番正体のバレたくないラエルのすぐ近くにいますから…。
ハンスも正直者だし、だからこそマリも助けてあげたいと思ったのではないでしょうか？
でも、オルン公爵がラエルの探している彫刻家を探すといい出したりして、マリ大丈夫でしょうか？
