「十年眠り姫ー専属医師は年上になった同級生ー」8話のあらすじやネタバレなど
行けなかった林間学校へ!
-10年前ー
図書館で勉強しているのばらと輝士(きし)。
ねえ輝士、林間学校で山登りあるらしいよ?
じゃあ、どっちが早く上れるか勝負だな!
・・・・・・
ー現在ー
のばらたちは2泊3日の林間学校にきています。
もちろん、専属医師の輝士も一緒です。
青春って感じがして、盛り上がるのばらとクラスメイトたち。
ねえ、僕も一緒に登ってもいい?
稔がのばらの背後から、ひょこっと顔を出しました。
その天使のような笑顔にノックアウト寸前のクラスメイトたち。
もちろん!一緒に頂上の景色見ようね!とのばら。
のばらは10年前に行けなかった林間学校に友達と好きな人と行けることを嬉しく思っています。
張り切って山を登っているのばら。
輝士が振り返り、大丈夫か?と声をかけました。
全然!平気!
息があがっていますが、元気な返事を返すのばら。
とはいえ、なかなか体力的に厳しいのも事実です。
すると後方から、のばらよりも激しい息遣いが…。
稔でした。
座り込んでしんどそうな稔。
のばらが駆け寄ります。
稔くん!大丈夫?
ダイジョウブダヨ~。
真っ青な顔で答える稔。
稔の専属医師が今からでも戻りましょうと説得しています。
のばらは頂上まであと少しかもしれないからと、稔の為に走っていってしまいました。
輝士は、稔に手を貸そうとしますが、稔はその手を振り払います。
専属医師の世話になんてならない!
足をズルズル引きずって歩き出す稔。
輝士はそれでも稔に寄り添います。
意地張ってると美坂に置いていかれるぞ。
稔のリュックをさりげなく持ってあげる輝士。
稔は自分のリュックを持って登っていく輝士の後姿を睨んでいました。
クソッ!!
頑張って頂上を目指すのばらは?
立ち止まってるのばらを見つけた輝士。
どうしたんだ美坂?
輝士、頂上までまだまだだった…。
のばらの首筋には汗が流れています。
美坂、無理するのはよくない、眠り人は体力がないのは仕方ないんだ、今からでも降りる…。
ダメ!降りたら絶対に後悔する!
わがままだとわかっていても、10年間止まっていた何かが動き出すかもしれないと諦めることはできないのばら。
輝士はのばらの手を握ります。
諦める奴じゃないよな!俺だって美坂と林間学校、またやり直したいと思ってたんだ!
2人で手をつないで登ります。
途中、頑張って登っている稔を見つけ、手を差し伸べるのばら。
4人で頂上を目指しました。
そうして、登ってきた頂上は絶景でした。
わー、綺麗!
よく頑張ったな、美坂。
輝士のおかげだよ!ありがとう。
稔は空を見上げて感動していました。
空がすごく近い…。
目覚めてからこんなに楽しかったの初めて…。
のばらも本当に綺麗だね!と同調します。
友達に呼ばれて稔の元を離れるのばら。
稔は自分の言葉に愕然としていました。
なんだよ「楽しい」って…。
それを聞いていた輝士が、「楽しい」ならいいじゃねーかと言うと、稔が急に走り出します。
あっ!稔さん!と専属医師。
輝士が追いかけます。
俺、見てくるので、美坂のことお願いします!
山際で、稔に追いつく輝士。
ついてくるなよ!
輝士の背後から、のばらと専属医師も追いつきました。
おまえらと一緒に楽しい気持ちになんてなりたくないんだよ!
どうしてそんなに専属医師を嫌うんだ?
専属医師もこの時代もだいっきらいなんだ。
ニコッと天使の微笑みを見せる稔。
そのまま、崖のはしに移動します。
やっと、消えるには最高の場所見つけた♪
「十年眠り姫ー専属医師は年上になった同級生ー」8話の感想と考察
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のばらは10年前にできなかったこと、いっぱいあるでしょうね!
その中のひとつ「林間学校」。
懐かしいですね!キャンプファイヤーとかしたのを思い出してしまいました。
のばらにとっては過酷な山登りになってしまったでしょうが、輝士と一緒に登れて本当に良かったです。
ここでは勝負云々はありませんでしたけど、なかなか稔のダークぶりが垣間見えて怖かったです。
稔は眠り人にならなかったら、本当は92歳。
現代と自分が生きてきた17歳までの時代とはかなりのギャップがあるのでしょうね。
目が醒めたことを、嬉しくは思っていないのかなって思わせる言動でした。
それでも、口をついて出た「楽しい」は本心だと思いたいところ…。
崖の先でニッコリ笑う稔に不穏な気持ちを感じますが、どうか、誰も怪我とかしないように祈るばかりです!