今日の紹介少女漫画は、末次由紀先生の「ちはやふる」です。
こちらの漫画は2017年5月現在、34巻まで発売中です。
2019年1月現在、42巻まで発売中です。
「ちはやふる」私のお気に入りポイントは、
なんといっても絵が綺麗なところです。
末次先生の絵の上手さが本当に際立っていて、
個人個人の描写や人物の表現力がずば抜けてすごいんじゃないかと思います。
競技カルタを軸に描かれている少女漫画ですが、
カルタをしているときの描写が躍動的で漫画とは思えないほどです。
目の前で本当にカルタをしているんじゃないかと思うほどの世界感は圧巻です。
「ちはやふる」のおおまかなあらすじ紹介
主人公の綾瀬千早(あやせちはや)は、
小学6年生の時に福井県から転校してきた綿谷新(わたやあらた)と出会います。
新は方言を馬鹿にされたりして、
なかなかクラスに馴染めずにいました。
ある日、新の家に届け物をしに行った千早は、
新にカルタをしようと誘われます。
なんの気なしにカルタを新とすることにした千早ですが、
新の圧倒的な速さに一瞬にして札を取られてしまいます。
そして、新とカルタに出会ったことで千早の運命は大きく変わります。
新もまた、カルタの魅力に魅せられて、
メキメキと強くなっていく千早に心奪われていくのです。
千早のクラスメイトの真島太一(ましまたいち)は、
カルタを通して仲良くなっていく千早と新のことが気に入りません。
何かと2人の中を邪魔しようとするのですが、
いつの間にかそんな太一もカルタの魅力にはまっていくのです。
そして、時は変わり3人は高校生になっていきます。
新との別れや再会、太一とともにカルタ部を作る千早、
3人の関係性やカルタを通して描かれる青春と情熱。
少女漫画とは思えない、
心を鷲づかみにされるようなストーリーに目が離せません!
■「ちはやふる」を読んだ30代の個人的感想
人間の本質や心の葛藤がとても繊細に描いていて、
読んでいてなんども胸が熱くなります。
本当は誰もが持っているような羨望や絶望、
嫉妬に喜び、その他全ての喜怒哀楽、
ただカルタをしているだけなのに、
この少女漫画の登場人物はその全ての感情に全力で向きあっています。
大人になるにつれて、
見ないふりをしてきた本当の自分の気持ちをこの「ちはやふる」を通して、
少しだけ取り戻せるような感覚になります。
子供のころにカルタに触れ合う機会があった人もいるでしょうが、
まったく知識がなくても読んでいくうちに、
どんどんカルタの事が頭に入ってくるのにはビックリします。
日本の古きよき遊びを今一度じっくり知ってみたいと思わせてくれます。
とにかく今34巻まで出ていますが、42巻まで結構だれることなく読めます。
本当に1巻1巻がしっかり描かれていて飽きることがないのが不思議です。
新と太一も全然違うタイプで見ていて楽しめます!
一味違う少女漫画は30代にもぴったりはまりました♪