「ライアー(liar)」の漫画紹介
「liar」ライアー / 袴田 十莉 もぁらす
著者 袴田 十莉 / もぁらす
出版社 双葉社 ジュールコミックス
2022年2月現在、9巻まで発売中です。
「liar」ライアーの主な登場人物
成田美紗緒(なりた みさお)
新人社員 同じ部署にイチがいる
市川 一哉(通称 イチ)
仕事が出来る男の典型
美紗緒をからかうのが好き
田所 (たどころ)
イチの彼女
「liar」ライアーのおおまかなあらすじ
同じ部署の先輩社員に好意を寄せている新人社員の美紗緒は、
同じ部署にいる市川(通称 イチ)のことが無愛想なので嫌いで仕方ありません。
しかし、ふとしたきっかけでイチとメールのやり取りをするようになり、だんだんとイチのことが気になる存在になっていきます。
イチの思わせぶりな態度や、絶妙な駆け引きにどんどんはまっていく美紗緒。
しかしイチには取引先に美人な彼女(田所)がいることが発覚します。
それでも想いを止めることができない美紗緒は、ついにイチと一線を越えてしまいます。
イチと一緒にいるだけで嬉しい反面、彼女の存在に胸を痛める美紗緒。
そして、イチも田所と別れようとしながらも、美紗緒には本当のことが言えなくて・・・。
嘘を重ねる度に、思わぬ方向に進んでいくストーリーに目が離せません!
「liar」ライアーを読んだ感想
もともとは電子書籍の投稿で人気に火がついた小説をコミカライズした漫画のようです。
小説の方がもっと細かい心情が書いてあるのかな?と思いますが、漫画版は、本当に読んでいて無性にイライラします(笑)
どうにも、キャラクターに好感をもてないというか、「ずるい」とすごく思う。
その分、美紗緒ちゃんのキャラがすごくいい子に描かれているのが救いなのかもしれませんが、あまりにも美紗緒ちゃんが可哀想すぎて、ちょっと悲痛な思いで読んでました。
イチさんも、魅力的なんですけど、この人が彼氏だったら相当嫌かもです。(笑)
一度、3年くらい美紗緒とイチは連絡を取らない時期が描かれているのですが、3年って結構長い!
その離れている期間、お互いがお互いのことを思っているみたいな描写が、漫画版では一切なかったのでちょっと不完全燃焼って感じです。
ただ、最初は美紗緒視点で描かれているのですが、途中からイチさん視点で描かれていたりして、美紗緒とイチの心情が交互で読めます。
そこで、やっとイチはそんなに風に思っているんだなーと、理解できるのですが、これ、美紗緒ポジションだったら半永久的にわからない気がする!
なんだか、このどうにも裏切られた感がイライラした感じに繋がり、この2人どうなっちゃうの!?みたいな感じでどうしても続きが読みたくなって、実はめちゃくちゃはまった一人でありました。
いつもは、デキレース的な絶対ハッピーエンドみたいな少女漫画を好んで読んでいる私にとって、目の覚めるような内容の少女漫画でした。
あと少しで完結するのかなと思いますが、美紗緒とイチの行方を見守りたいと思います。
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