七つ屋志のぶの宝石匣56話《前回のお話》
クロガネ質店で修行中の祐也が、なぜか倉田屋で顕定がもてる理由を勉強しにやってきます。
志のぶと顕定が祐也に振り回されているころ、虎徹は橘家で「見浦銀一」の情報を手に入れて…?
七つ屋志のぶの宝石匣 57話 ネタバレ
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先日、橘家に訪問した際に見つけた「見浦銀一」の名刺の話を鷹臣に話す虎徹。
今でも銀一と付き合いがあるのか、姉たちがドイツに行く前にもう一度確かめる話になりました。
虎徹、乃和と遭遇!?
1人カフェでパンケーキを食べる虎徹。
橘家に行って、何もなければいいなと不安に思っています。
すでに家族は壊れていたけど、これ以上嫌なことは見せたくないし、自分たちの家族を探すために、鷹臣の家族に迷惑もかけたくありません。
でもお母さんには会ってみたいと思う虎徹。
ふと、同じカフェ内に乃和を見つけました。
咄嗟に声をかけてしまい…?
デュガリーでの新たな試み
今季、デュガリーではメンズジュエリーを推していくことに決まります。
よって、男性従業員はジュエリーを付けることに。
明らかに嫌な顔をする顕定に、同僚の宮地。
お客様の中には、自分より着飾っている従業員を嫌がる人もいるのでは?という宮地を時代が古い!と一喝する店長。
この人素敵だなと思わせて購買意欲を煽る作戦です。
ネクタイピンに、カフス、ブローチにカラーピン、そしてリングを装着される顕定。
女性従業員は、その姿にハートの悲鳴をあげます。
北上伯爵!貴族!と言って、写真を撮られまくる顕定。
耐えきれず、ジュエリーを全て外して外商に逃げてしまいました。
残された宮地を見る店長。
ジュエリー付ける?と聞かれ、ブローチを手に取りますが、女性従業員に宮地さんの雰囲気ではないと言われます。
じゃあ普通にリングとかは?と店長。
宮地はそうですね、と答えながら大学時代を思い出しました。
当時付き合っていた彼女に、リングとかネックレスが似合わないと言われたこと。
やっぱりキャラじゃないのかな…と落ち込んでしまいました。
乃和とSNS
メンズジュエリーのモデルが決まりました。
ハイジュエリーはミュージシャンのジェイミー。
若い男性向けは人気俳優の緋村悦郎(ひむらえつろう)。
乃和と一緒にデュガリーSNSに登場させることで決まりました。
店長は、緋村くんはこの間、離婚したばかりでイメージダウンが心配だからと、顕定も一緒に写るよう指示します。
どうして⁉︎と嫌そうな顕定。
緋村くんと仲良くしてるの知ってるのよと店長。
仲良しの3人で出ればイメージアップにもなるし、顕定には宣伝費もかからない!と真面目に言う店長でした。
3人で集まってはみたものの。
デュガリーのメンズジュエリーをテーブルに置く顕定。
悦郎が珍しそうに手に取ります。
仕事以外でジュエリーをつけたことがないと悦郎。
乃和はそもそも宝石嫌い。
顕定もつけるのが苦手。
こんな3人で大丈夫だろうか…とみんな不安になります。
こんな私たちでもつけれるみたいな宣伝でいいのでは…と言い聞かせ、早速色々つけてみます。
その写真は瞬く間にSNSで拡散され、メンズジュエリーは注目されるように。
拡散後のデュガリー
店長がスマホを持って社員たちに好評だと伝えています。
メンズジュエリーを見に来るお客様も増えそうで、店内も活気づいていました。
宮地は自分の出番はなさそうだし、もういいかなと思っていました。
リングと睨めっこしている顕定。
そのリングを取りたくて仕方ありません。
どうしてここまで嫌なのか、もはや自分でもわからないほどです。
開店後、カップルのお客様が来店します。
緋村くんがしていたリングと同じものが欲しいと女性。
男性の方は、色々見て回っていて、顕貞のつけているブローチに目をとめました。
色々種類があるので、お見せしますと話をしていると、さっきの女性が来て、ブローチ?と言っています。
そして、笑いながら似合わないわよーと一言。
キャラじゃないって言うか?の言葉に、宮地が反応します。
またその呪い‼︎
宮地はさっと割って入り、スティックピンはいかがでしょうか?と勧めます。
カジュアルなスタイルにも合うように、デザインも豊富なスティックピン。
男性も気に入った様子です。
宮地のうんちくもあり、そのカップルは満足して帰っていきました。
女性社員も宮地さんって実はオシャレ?と見る目が変わったようです…。
顕定がジュエリーをつけたくない理由は…?
倉田屋。
大富豪をしている顕定、乃和、悦郎が写っています。
突然、背後から見るんじゃないと顕定に言われてビックリする志のぶ。
私、笑わないよ‼︎と反抗すると、おちょくるなと反撃に合いました。
頭にペンの刺さった志のぶ…。
本当に嫌がっていた顕定に、今までも見てたのにどうして今回のはダメなの?と再び写真を見ます。
今回のはジュエリーをつけている顕ちゃん。
そういえば昔、叔父さんにジャケットなんか着てデートか?と聞かれてジャケットを脱ぎ捨てて行った顕ちゃん。
私たちに浮ついたところを見せたくないようでした。
誰に何と思われても、私がムカつこうとも、自由でいたらいいのに…。
倉田屋を出て、理由に気づく顕定。
志のぶに見られたくないから、つけたくないんだ…。
見浦銀一と橘の会話
橘が電話で話しています。
相手は見浦銀一でした。
お久しぶりですと銀一。
例の法案どうなりそうかなってと言うと、通りそうだと橘。
じゃあ買い、だなと言います。
悪い人だなと、言い合う銀一と橘。
この間、泥棒が入ったんだと橘が言うと、先生に何かあったら困る人が沢山いるから気をつけてくださいよと銀一。
その泥棒、客のいる日中に入ったんだと不審げな橘。
その客の名前はと聞く銀一。
三男の婚約者とその2人の婚約指輪をオーダーしている宝石店だと答える橘。
お店の名前は?と聞かれ、店名が読めない橘は、婚約者の弟・久世鷹臣くんのお店だと答えます。
久世…まさか…。
銀一の脳裏に鷹臣の顔が思い浮かびました。
七つ屋志のぶの宝石匣 読んだ感想+考察
メンズジュエリー、なんかかっこよかったですね!
でも顕定がジュエリーをあんなにつけたがらないとは、意外でした。
そして顕定の同僚の宮地さん。
なんだか、とても共感のもてる話…。
自分は好きでも、似合わない、キャラじゃないって結構傷つきますよね。
それを大事な人に言われた日には…落ち込むはずです。
そんな自分と重なって見えた男性客に、うまくフォローを入れながらジュエリーの良さを伝えられた宮地さん。
なかなかかっこよかったです‼︎
顕定の志のぶにジュエリーをつけている自分を見られたくないってどういう感情なんでしょう?
浮ついているのが恥ずかしくて?
そこに恋愛感情はあるのでしょうか?
家族に恥ずかしくて見られたくないみたいな感情は理解できますが、一応志のぶは婚約者ですもんね?
もう少しヒントが欲しいです!
そしてついに見浦銀一の裏の顔が見えてきました。
橘家と鷹臣が関係があると知った銀一。
何かしてこないか不安ですね…。
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