私たちはどうかしている 70話 桜と椿《ネタバレ》
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椿に迫り来る電車。
椿の脳裏には走馬灯のように思い出が溢れます…。
祖父の幸せになれと言う言葉が脳裏をよぎりました。
病院に居た奈緒は何かを感じたのか、パッと立ち上がりました…。
つばき…‼︎と今日子の声が響き、電車が来る寸前に2人とも線路の外へ。
驚き安堵している今日子を見て、手をあげそうになる椿。
それでも思いとどまり沈黙が2人を包みました。
橋の上で、前を歩く椿に話しかける今日子。
どうして助けたのか椿に問います。
死んでくれた方が良かったでは…?と。
悔しかったからと答える椿。
他のみんなは今日子のいいところを知っているのに、自分だけ知らないんだと言います。
そして、あの事件の日、死ぬ間際の父親に今日子を守って欲しいと言われたことも伝えました。
あの日、何があったのか真実はわからないけれど、お父様は今日子をかばって死んだんだと思うと椿は言います。
女性としては愛せなかったかもしれないけど、ちゃんと愛情はあったんだと。
じゃないと他の男との子供を育てることは出来ないと。
今日子は黙って聞いています。
椿は人は些細なきっかけで変わることができるから、自分も母親のいいところを一つくらい見つけたいと言って、だから、生きていてほしいと今日子に伝えます。
今日子は椿が生まれた日や、歩いたり笑ったりした子供時代を思い出し、その場に崩れ落ちました。
心からの謝罪とともに…。
そこへちょうど七桜が現れます。
今日子に寄り添う椿を見つめ、この日の朝日の暖かさを一生忘れないと思います。
それから、今日子は警察へ行き事情を聞かれることになりました。
女将さんがどこまで話したか七桜にはわかりませんが、気がつくと桜が咲き始めていました…。
あれから椿は時間を見つけては旦那様の着物を整理しています。
多喜川さんはまだ入院していますが、幸い傷は深くなく大事には至りませんでした。
色んなことがあった…と椿が切り出します。
何か言わなきゃ…と七桜が椿を見つめますが、言葉が出てきません。
明日、この店を出ていくと椿が言います。
いつか自分にしか出来ない御菓子を作るから、七桜も絶対に幸せになって欲しいと言って椿は出て行きました。
椿はやっと呪いから解放されたんだと寂しいけれど安堵する七桜。
それからいつも、御菓子を作るときは椿がそばにいるような気がしていました。
園遊会で七桜の元を訪れたのは…?
園遊会当日ー。
七桜は光月庵として、桜の御菓子を出します。
御菓子の菓銘を聞かれ、「幸せ」だと答える七桜。
新しい季節が幸せで溢れていますように…と言う、その御菓子を考えた職人の思いだと。
椿にも伝えたかったなと、ふと寂しさがよぎる七桜。
相変わらずなんだな、七桜ちゃんは…と声が聞こえて振り返ると多喜川さんが居ました。
退院は明日のはずでは…と驚く七桜。
椿くんが出て行ったと聞いて、一日早くしたんだと答える多喜川。
もう自分の心に嘘はつかなくていいと言われ、戸惑う七桜。
でも椿はもう…と言うと、椿くんは金沢から離れるとこはできないよと言って、七桜に後悔しない?と問う多喜川。
椿の笑顔が思い浮かぶ七桜。
来賓客の椿と桜が一緒に咲いてる〜と言う話声が聞こえてきました。
走り出す七桜。
多喜川はこれが百合子さんに対する贖罪の始まりだとつぶやきました…。
椿を探し街中をあちこちに走る七桜。
下駄で擦れて足が痛くなってきています。
椿に伝えたいこと、話したいことがいっぱいある七桜は、高月家のお墓を目指します。
何段もある階段を息を切らしながら登る七桜。
そこへ椿の姿がありました…。
今、椿に伝えたいのはこの一言だけ。
「結婚しない?」
私たちはどうかしている 70話 読んだ感想と考察
椿ー!!
危機一髪でしたね!
前回の話の終わり方では、もう椿は…と思った読者も多かったのでないでしょうか?
ほんと、今日子さん最後の最後までハラハラさせてくれました。
でもお互いに思っていることを伝えあえて良かったかな?
少しずつでも絡まった糸がほぐれていけばいいなと思いました。
でも!!
椿が出ていってしまうとは…七桜は感じでたみたいですよね。
止めたいけれど、止められない何かがありそうで、じれったい…。
そこへ、多喜川さん登場で、やっと、やーっと七桜が自分に素直になれました。
椿を必死で探す七桜。
椿を見つけた七桜。
そして、いきなり「結婚」の言葉!!
七桜の中にはもう「結婚」って言葉はしっかりあったんですね。
さあ、椿の答えは!?
続きが気になります!!
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