おすすめの少女漫画!30代からでもハマる名作

大人になってもトキメキを感じたい!30代からでも楽しめるおすすめ少女漫画を独自の世界観で紹介するブログ

「暴君の行方」95話ネタバレ!失恋したカールリスにロイが叱咤激励!?

「暴君の行方」95話ネタバレ

f:id:mana-mana717:20200625221128p:plain

ロイの告白

俺の負けだ…とつぶやくカールリス。

近くにいたロイが、何か言いましたか?と聞き返してきました。

無愛想野郎とジエンのことだ!

この俺が無愛想野郎に負けるなんて、プライドがズタズタだ。

いつもの調子に戻るカールリス。

こんなときにプライドを気にするなんて、恥ずかしいですよとロイ。

ひどいな、本当に傷心中なんだぞ。

カール兄様が傷心うんぬんという資格なんてありません。

もういいさ、ロイにわかるわけないしな。

その場を去ろうとするカールリス。

どこへ行くんですか?

傷を癒す手っ取り早い方法を探しにね。

ちょっと待ってください!!

追いかけるロイ。

ついてくるなよ、恋の傷は恋で癒すしかないだろ!

本気になりかければまた次を探して、転々とすればいいんだから。

ガシッとカールリスの腕をつかむロイ。

ウッ!!なんだよ、痛いじゃないか!

兄様って人はほんとに!まだ返事をもらってないではないですか!もう諦めるなんて兄様の想いはその程度なんですか!?

俺が想いをジエンに告げたときと、今、無愛想野郎と踊っているときのジエンの顔を見れば答えは明確だろ。

スパッと諦めようとしているのを、どうして責められないといけないんだ!

恋なんて所詮遊びなんだ、ひとりをずっと愛し続けるなんて無理に決まっている。

…無理なんかではありません。

え?

ずっとひとりだけを愛し続けている人はいます。

無愛想野郎ならジエンをずっと愛せるだろうな。

ナセル公子の他にもいると言っているのです。

しかもカール兄様のそばに2人、そして世界にはもっともっといるでしょう。

ん?なんだよ、ロイ、まさか好きな人がいるのか!?

それもそんなに一途に!?聞いたことないぞ!

兄様のような人に言ったところで、私の気持ちがわかるわけないですから。

ロイ~、俺は軽いけど口は堅いぞ!誰なんだよ?ロイのことだったら興味はあるぞ?

言いたくないです。

どうして!

寂しかった幼少期にずっとそばに居てくれた人ですが、今その人は情けない姿になっています。

愛する準備も愛される準備もまだできてないようです。

ん?誰だそれ?寂しかった幼少期にそばに居てくれた人…?

そんな人、俺のほかにいたっけ?

ハハハハと笑うカールリス。

…。

…えっ?

おい、まてよ、いやいや、違っても怒るなよ?

カールリスの血の気が引いてきました。

こんなこと聞くのはアレだけど、ひょっとして…俺…?

…。

否定しないロイ。

うわっ!まじかよ?違ってたら刺されてるはずだよな!

くるっと踵を返すロイ。

おい、待てよ!

もし、本当に俺のことを好きなんだったら、俺とジエンのことを応援するのは変じゃないのか?

ほんとの恋をしたことはないのはロイの方じゃないのか?

どうしてジエンを諦めるように仕向けないか疑問ですか?

フッと笑うロイ。

愛する人の辛そうな姿を見るより、自分は辛くても愛する人が幸せそうなほうがいいからです。

いくら辛くても、耐えられるほどの恋なんです。

これで兄様の答えになったでしょうか?

ロイはその場を離れます。

その心中はとても複雑でした。

(ずっと傷つくことが怖くて本当の恋ができなかった兄様が、これから先、傷つくことを覚悟の上で本気になれる人が現れるでしょうか?)

(ジエン以外に…)

現れそうにないから、応援するしかないのですよ…。

空を見上げるロイ。

(これでいいのよ…)

それぞれの恋の行方は…?

あ~もう!あのバカロイ!なんでよりによって俺なんか!!

恋なんて本気になったら負けなんだよ!

軽く遊ぶくらいがちょうどいいんだ!!

俺があれだけ忠告したのに…。

(それなのに、あの瞬間まで…)

カールリスはジエンをかばって顔をきられたことを思い出しています。

(あんなに必死になったことは今までなかった、彼女をかばって傷を負った瞬間に気づいたんだ)

(これまでの軽い遊びは終わったことを)

(でも不思議なことに、一歩踏み出せた気がしたんだ…)

10年も20年も想い続けることはないにしても、もうすでにどっぷりとハマっていることは自分でもわかってるよ。

ポリポリと頭を掻くカールリス。

(わかってるけど、あんなに困った顔をされたらな…)

これまで通り、風のように去るしかないよな…。

ロイにまで、辛い恋はさせたくないな。

その頃、会場ではジエンとナセルはすでに3曲目を踊っていました。

あら、あの2人、もう3曲目よ?

パートナーをかえようとしないわね。

ラブラブね~。

天井裏では影法師団がその様子を見ていました。

みんな、思うところがあるようで、なぜか涙しています。

お、俺だって恋愛できなくてしてないわけじゃないんだぞ。

早く相手を見つけて…。

そして、会場の隅にには、殺気を放ちまくっている皇太子殿下もいて…!?

 

「暴君の行方」95話の感想と考察

f:id:mana-mana717:20200103120741p:plain



カールさん、せつない…。

そしてロイちゃん!やっぱりそうだったんですね!!

いや、どうかな~?そうなのかな~?なんて思いながらも、がっつりそんな恋愛の描写はなかったので、今回はっきりしてスッキリです。

いや~でも、カールさんはロイちゃんのことを妹としか見てないだろうから、この恋も前途多難って感じでしょうか?

でも、何かのきっかけで恋に発展する可能性はあるかもしれません。

ジエンがカールさんを選ぶってことは、やっぱりナセル様がいる以上、ないと思うので、ロイちゃんとうまくいってもらいたいなって思います。

でも、ロイちゃんの恋愛論はとこまでも自己犠牲なんですね。

ロイちゃん自身も幸せも考えてほしいと思いました。

そして、2人の様子を見ているベルハルト…。

怖い、怖すぎます…。

まだ、強敵が残ってますよ?ナセル様!!

manacomicsmania.hatenadiary.com