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「できるメイド様!」48話ネタバレ!感想と考察☆ランさんの正体が皇太子ラエルだと知ったマリは⁉︎

できるメイド様

 

特技が一つもない冴えない侍女マリ。

 

いつもいじめられるばかりだった彼女に、ある日信じられないことが起きた。

 

「君のために最後にお祈りをしてあげよう、君の願いは何だい?」

 

死んでいった囚人を看病していたマリに訪れた奇跡。

 

「万能な人になりたいです」

 

その日からとても神秘的な夢を見始めることに。

 

完璧な侍女!最高の彫刻家!天才音楽家

 

夢を通して夢の中の人物の能力を得て、何でも完璧な侍女マリの物語がいま始まる!

 

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できるメイド様 48話 ネタバレ

 

「マリ、そんなに急いでどこに向かってるんだ?」

 

外務大臣に殿下からの伝言を伝えに行くところです。ところで私にはどういったご用件でしょうか?」

 

「ただ挨拶しただけさ、用がなかったら声をかけたらいけないのか?」

 

下を出しておどけた様子のオルン。

 

「…そうでしたか。私は急いでますので失礼します」

 

タッと歩き出すマリ。

 

その後ろ姿を見ながら「ふむ…」と鋭い眼差しを向けるオルン。

 

〈マリ、伝染病で家族を失った騎士家門出身の孤児〉

 

〈ただのメイドにしては優れている〉

 

〈しかもクローヤン出身者に彼女を知る物は1人もいない〉

 

〈…まるでモリナ王女のように情報がないのだ〉



その頃、西帝国ではヨハネフ3世が報告書に目を通していました。

 

「教国の件は失敗に終わったようだな」



「はい陛下、残念な結果になってしまいました」

 

「サトウキビの種だなんて…東帝国にとってこの上ない成果だろう」

 

ロウソクで書類を燃やすヨハネフ3世。

 

「まぁいい、もうすぐ東帝国は我が帝国とひとつになるのだから」

 

意味深な言葉を残します。

 

「ところで、イーストバーン家のレイチェル令嬢はうまくやっているだろうか?」

 

「はい」と答える宰相。

 

「レイチェル令嬢が皇太子妃になれば、こちらの計画も進めやすい」

 

「そうだモリナ王女のことは何かわかったか?」

 

「全力を尽くします」と答える宰相。

 

「陛下、以前お申し付けになった、マリというメイドについて報告させていただきます」

 

「おお!」と眼鏡越しの目が輝くヨハネフ3世。

 

「彼女について調べてみましたが、特に何も出てきませんでした」

 

「何だと?」

 

「彼女を知る者がおりません」

 

「ありえないだろう…」と考え込むヨハネフ3世。

 

〈…まさか?〉

 

「もっとマリについて調べてくれ」と宰相に言いました。

 

「仰せの通り」

 

宰相の長い髪を束ねた後ろ姿が室内の柔らかい灯りに照らされていました…。



東帝国・外務大臣の部屋にて。

 

「…私が殿下の視察にお供するのですか?」

 

状況がよく掴めていないマリは慌てます。

 

「そうだ、君以外に誰がついていくというのか」

 

「殿下と私の2人きりで行くのですか?」

 

「そうだ」

 

外務大臣は髭をピクッとあげ、当然のように答えます。

 

「皇太子妃候補の令嬢方はご一緒されないのですか?」

 

「殿下がお断りになった。大人数で行けば西南部地方も負担に思うだろうとのことだ。」

 

「もちろん護衛の為の近衛騎士団は一部同行するがな」

 

〈うう〜ん、なんで私が…〉

 

心の中で葛藤するマリ。

 

〈皇太子らしい考えだけど…〉

 

「最善を尽くして殿下にお仕えするように」

 

「…はい、かしこまりました」

 

マリに拒否権はありませんでした。



視察に行く日。

 

馬車に向かうと護衛の騎士たちが目に入りました。

 

〈アルモンド子爵と…あっあの方は!〉

 

以前、街で強盗から助けてくれたランを見つけたマリ。

 

〈剣術が優れていたから、近衛騎士だったのね〉

 

「ランさん!」と嬉しくて弾ける声でマリは駆け寄りました。

 

ビクッとなるラン。

 

「こんにちは!マリです、お元気でしたか?」



「ゴホン…ああ…」とそっけなく顔を逸らすラン。

 

周りにいたアルモンド子爵たちは口をあんぐり開けて驚いています。

 

ちょっとざわついている様子に〈どうしたんだろう?〉とマリも戸惑います。

 

「…まさかヒルデルン卿はご存じないのですか?」

 

「…そういえば言ったことはなかった」と答えるラン。

 

「殿下だ」とアルモンド子爵。

 

「はい?」とポカンと聞き返すマリ。

 

「こちらは皇太子殿下でおられる」

 

一気に頭が真っ白になるマリ。

 

仮面の下の顔を知らないので無理もありません。

 

「隠していたわけではないが…言うタイミングを逃してしまった」

 

マリの頭の中はランさんの顔が思い浮かびます。

 

〈ランさんが皇太子だったの?〉

 

馬車の中。

 

ラエルと向かい合うように座るマリは気まずさを隠せません。

 

〈言ってくれればよかったのに…今まで不快に思ってたのかな…〉

 

チラッと改めて目の前の皇太子ラエルを見るマリ。

 

〈神が直々に作り上げたかのような美しさ…その言葉の通り本当にキレイな人ね〉

 

「不便はないか?」と不意に聞かれ、「えっ?」と返すマリ。

 

「馬車の乗り心地は悪くないか?」

 

「はい、大丈夫です」

 

「悪いな…本来なら俺ひとりで言ってくるつもりだったのだが、ギルバート伯爵と伯爵夫人に大反対されて…、もし不便なことがあったら言うように」

 

「…はい、ありがとうございます」

 

その後、馬車の中でも書類に目を通すラエルと、近い距離に座っていることにずっと緊張しているマリ。

 

「疲れただろうから休んでいいぞ」

 

〈私より自分の体を気遣ってください…〉



〈どうして顔にキズがあるわけでもないのに仮面をつけているんだろう…?〉

 

好奇心で聞いてはいけない気がして、再び沈黙になります。

 

すると、馬車が小石に乗り上げガタンと傾きました。

 

体がフワッと浮くマリ。

 

〈あっ!ダメ…‼︎〉

 

ギュッと目を瞑って衝撃を待っていると…。

 

〈あれ…?痛くない…〉

 

〈なんか柔らかいけど、しっかりした…〉

 

「…大丈夫か?」

 

その声は頭のすぐ上から聞こえてきました。

 

〈…え?〉

 

バッと体を起こすと目の前にラエルが。

 

「マリ?」

 

抱き抱えられるようにマリはラエルの腕の中にいます。

 

見つめ合う2人…。




できるメイド様 感想と考察

 

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西帝国のヨハネフ3世の差し金だったんですね‼︎

 

でもマリのおかげで、東帝国には有利な流れになりました。

 

ヨハネフ3世もモリナ王女を探す中、メイドのマリには秘密がありそうだと気づいてしまったようですが…⁉︎

 

ところ変わり、東帝国。

 

マリは突然の視察同行に驚きを隠せない様子でした。

 

きっとラエルは一人で行こうと思ってたのでしょうが、ギルバート伯爵と伯爵夫人の反対には逆らえなかったんでしょうね。

 

でも皇太子妃候補ではなくて、マリを指名するあたりがもう、ラエルの気持ちダダ漏れなんじゃないでしょうか?

 

それと、マリがランさんだと思って喜んでかけていったら、皇太子だったっていうシーンはフフッと笑ってしまいました。

 

ラエルを動揺させるなんて、マリしかいないですよ!

 

ちょっと気まずいまま馬車に乗る2人。

 

そして、馬車が揺れてラエルの腕の中にマリが…⁉︎

 

ドキドキします!



続きが気になります!

 

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