逆ハーレムゲームの中に落ちたようです 38話〈前回のお話〉
会場を後にしたエルドリアはロビアに引き止められます。
証明したいことがあると、湖に浮かぶ船の上で、ロビアは話出します。
エルドリアは話を合わせますが、それはロビアの罠で…⁉︎
逆ハーレムゲームの中に落ちたようです 39話〈ネタバレ〉
ロビアはエルドリアとの出会いの日を思い出します。
図書館でエルドリアと出会った後、彼女の正体を知りました。
まわりの軽蔑も厭わず、彼女に求愛してやっと会える機会を手に入れたロビア。
花束を抱えて、エルドリアの部屋に向かったロビアは、男たちと楽しそうに絡み合う彼女を見ます。
ロビアのことが誰かもわかっていない姫様。
そうしてロビアは愛人になりました。
愛人とも呼べない、使い捨てのオモチャのようでした。
そして、ユリエルにすがってしまいました…。
エルドリアの告白
ロビアに自分は皇女ではないと打ち明けたエルドリア。
その顔には怒りが満ちています。
私を告発するつもり？とロビアに食ってかかるエルドリア。
そんなつもりはないとロビアは言いますが、じゃあ罠にはめたのはなぜ？と聞くエルドリア。
涙までみせて、嘘をついてまであなたが得たものは？と矢継ぎ早に言います。
姫様、俺は…と近づいてくるロビアを牽制するエルドリア。
後退りしたエルドリアは、誤ってそのまま湖に落ちてしまいました。
ロビアが手をつかもうとしますが、間に合いません。
落ちていく水の中で、今までのことを考えます。
「私」という人間は本当に存在していたのだろうか？
システムエラーで記憶をねつ造されただけなのでは？
この世界でバグである私は水の泡となって消えてしまうべきでは？
そうだとしても…私は…生きたい‼︎
ロビアが助けに飛び込んでいたため、エルドリアを引き上げました。
船の上で、咳をするエルドリア。
ロビアが冷えないように、エルドリアに上着をかけます。
ロビアの本当の気持ち
エルドリアに自分の想いを伝えるロビア。
最初は、様子のおかしいエルドリアに、自分の頭がおかしいのではと感じたと言います。
もう一度、皇女を愛してしまったのかと。
でもそれは間違いで、俺は「あなた」に会いたかったんだと。
エルドリアはにわかには信じられません。
また騙す気なのかと問います。
ひざまずき、否定するロビア。
エルドリアは、皇女ではないと分かっていながら、「わたし」に会いたかったというロビアにどうしてなのかと問います。
あなたはただ、誰かを愛したいだけよと。
違います‼︎と涙を流します。
この気持ちをどう説明すればいいのですかと聞くロビア。
ただ感情を吐き出す相手が欲しいのでは？と言うエルドリア。
そうだった方が楽だったと答えるロビア。
あなたの何を信じればいいのかとロビアを見下ろします。
私は人を殺さないだけで、殺せないわけではないと。
告発すれば、困ったことになるのはあなたの方だと脅します。
それを聞いて、あなたは優しすぎると言うロビア。
何が言いたいのかと、苛立ちを隠せないエルドリア。
あなたは俺のために覚えてもない嘘をついてくれ、俺のための皇女になってくれたと。
少なくとも俺の知る皇女はあなたのような優しさはなかったと言います。
エルドリアは不安な気持ちの中で、ロビアの言葉は自分の欲しかった言葉だと認めざるを得ませんでした。
俺は皇女ではなく、「あなた」の側にいたいとロビアが言いました。
今日のことで、さらに信頼を失ってしまっただろうけど、証明するのでチャンスが欲しいとエルドリアに手を差し出すロビア…。
逆ハーレムゲームの中に落ちたようです 39話 感想と考察
ロビアの本当の気持ちは、切なくて胸が苦しくなりました。
本当の皇女には愛人以下に扱われ、傷心だったロビア。
そこへ別人の意識の入った皇女が現れ、ロビアに対する優しさを感じて再び愛してしまう…。
エルドリアがロビアと結ばれる結末はなかなか考えににくいのですが、ちょっとだけ結ばれて欲しいかな？って思いました。
ロビアって一途なんですよね。
エルドリアの周りの男たちって、みんなエルドリアに夢中ですよね？
中身が別人になる前も後も。
それだけ権力と美貌が際立っているということでしょうか？
ロビアは中身の変わったエルドリアの側に居たいと告げました。
エルドリアはナドリカだけで良さそうな感じですけど、真実を知ってもなお一緒に居たいと言うロビアを手放すことができるのでしょうか？
今後、困ったときはロビアが助けてくれる可能性は？
嫉妬心が強そうなロビアですから、それが裏目にでなければいいのですか…!?
