「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」51話のネタバレ！
謎のシステム画面に？
ユリエルは用意された部屋で悪態をついています。
このうざったい雨はいつ止むのかしら？
ついに皇女の座を手に入れたのに天気ぐらい空気をよんでほしいわ！
それに、この部屋も狭くて質素だし、どういうつもり？
ピロン！
〈身分を更新しました〉
〈「謎の第2皇女」を獲得しました〉
〈これにより一部クエストが変更されます〉
〈「エルフォーツ・アンジェ・セシリア」特殊ルートが「ロック」状態となりました〉
ユリエルは画面を眺めます。
やっぱりこのルートはもう使えないのね。
皇帝との「偶然の出会い」も2回したのに…。
ヒントがあるわね、「ロック」状態から抜け出す方法を探せ…？
ピロン！
〈特殊ルートを２つ以上変更する場合「バッドエンド」に近づきます〉
〈特殊ルート「アルケン・ドミナート」を続行しますか？〉
これは何？
ユリエルは戸惑います。
特殊ルートって？しかもバッドエンド!?
こんなの「NO」に決まってるじゃない。
「NO」を選択するユリエル。
もっと使える奴かと思ったけど、皇女に起死回生のチャンスを与えるなんて…。
しかも、ロビアはともかくエッセンまで。
（どうして私の周りにはこうも使えないやつばっかりなのかしら）
（まあいいわ、また利用できる男を見つければいい、私は皇女なのだから!!）
これからは望んだらなんでも…。
ピロン！
？
振り返りシステム画面を見るユリエル。
〈特殊ルートを２つ以上変更する場合「バッドエンド」に近づきます〉
〈特殊ルート「アルケン・ドミナート」を続行しますか？〉
〔YES〕
さっき「NO」選んだのに…？
そのシステム画面には〔NO〕の選択枠は表示されていませんでした。
ヘスの慟哭
その頃、温室では。
こちらにいらっしゃたのですね、姫様。
…ヘス？
今回もまた、姫様はご無事のようですね。
ヘスは後ろでにナイフを隠し持っています。
でもこうなることは予想していました、きっとあの女はしくじるだろうと。
ヘス…？
私に嘘もついていた、それでふと思ったのです。
ナイフをエルドリアに向けるヘス。
今までもそうだったように、どうせ誰も私たちを助けてはくれないんだと。
私がこれ以上ここにいる意味は？
だから、今すぐこの手であなたを…！
ヘスの両目から大量の涙が流れています。
エルドリアにナイフを向けて走り出すヘス。
すると背後からヘスを抱き止める人が。
シガーでした。
…!!
驚くヘス。
そしてエルドリアの前には剣を構えたエクロットがいます。
申し訳ございません、姫様。
エクロットがエルドリアに謝罪します。
姫様のお言葉を守る為、見えないところに居ましたが、命令に背いてしまいました。
まず、姫様に刃を向けた女を始末してから、罰を受けます。
どこまでも真面目なエクロット。
ヘスは姫様に言います。
私はあなたと一緒に地獄に行きたかった…。
そして自分の胸に刃を向けました。
ヘス!!
倒れたヘスに駆けよるエルドリア。
ヘスは血を吐きながら、エルドリアを見上げます。
どうして…あなた…は過ちを犯しても…罰を受けないの…？
息絶えるヘス。
エルドリアはその言葉に呆然とします。
（一体、誰に罪を問うべきなのだろうか…）
突きつけられた現実
エルドリアの部屋の外を厳重に警備するエクロットたち。
今から夜明けまでは姫様の宮には誰も入らぬようにしろ！
かしこまりました、エクロット様。
しかし…夕方からずっと姫様に会うために待っていたものはどうしましょうか？
あの者は…。
机に座っているエルドリア。
エルドリアは皇女が犯してきた過去の過ちを収拾しようとしてきました。
でも、皇女が壊してしまったものは修復可能なおもちゃではありません。
皇女の手によって壊された人間がエルドリアが収拾しようとしたことで、彼らを再び壊してしまった。
自分は、過去の皇女の過ちをすべて背負って、没落するべきだったのだと。
姫様。
呼ばれて顔をあげるエルドリア。
…ナドリカ。
生誕宴でのことは聞きました、明日、公開処罰があることも。
ナドリカ、私は、麻薬も奴隷たちにしたことも…。
全部、リアの過ちではないですよ。
必要があれば僕はどんな証言だってしますから！
僕はいつも姫様の戯れの場に同席していたので、僕がそのようなことはなかったと証言したら…！
エルドリアはナドリカにキスをします。
ナドリカもそれに応えました。
ナドリカ、私もあなたに話があるの。
「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」51話の感想と考察
ユリエルが皇女になれて浮かれいるシーンってなんだか嫌に気分のなってしまいました！笑
だって、偽りの皇女でしょ？
それなのにこれで自分の思い通りとか言って性格がもう、本当に無理です。
でもあのシステムの内容がちょっと意味深でした。
バッドエンドに向かわせようとしている雰囲気ですよね？
「YES」しか押せないから、ユリエルは押しちゃうのでしょうか？
それとも放置とか？
押さなかったらどうなるんでしょうね？
そして、ヘスの行動にはびっくりでしたね！
確かに、今まで皇女に命令されて悪事に手を染めてきた筈ですから、突然、皇女が悪事をやめたら自分だけってなりますよね。
でも、破滅の道を選ぶことしかできなったのかな？
今のエルドリアに相談したら、何か変わったかもしれないのに。
残念な結果になってしまいました。
エルドリアも自分が犯してない罪を背負うことになってしまったので、葛藤があると思います。
皇女として生きていく以上、仕方ないことだとはいえ…。
ナドリカに癒されますように！
