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「暴君の行方」92話のネタバレ!グレント侯爵から意外な申し出を受けたジエンは!?

「暴君の行方」92話のネタバレ

チェスのイラスト

グレント侯爵

おじいさんを見たナセル公子がペコリと頭を下げました。

グレント侯爵様。

ホッホッホと笑うグレント侯爵。

私を知っているとは意外だったよ。

学識豊かであるグレント侯爵様を知らないはずがありません。

ほうほう、おの老いぼれにはもったいない言葉だな。

君は今日の主人公だというのに。

それと、ジエンと言ったかな?皇帝陛下に金銭を堂々と要求して、久しぶりに笑ったよ。

アハハ…と恥ずかしがるジエン。

君のことはベルハルト殿下から聞いておるぞ。

えっ!?と顔面蒼白になるジエン。

(ベルハルトから?不吉な予感しかない!)

平民なのにチェスが強いんだって?

(あ、チェスね…)

ほっとするジエン。

君に勝負を挑んでもいいだろうか?

ジエンとチェス

チェス盤をはさんでグラント侯爵と向き合って座るジエン。

(まさか、今すぐに勝負するとは思わなかった…でも、おかげでナセル様から逃げれたけど)

(ナセル様…捨てられた子犬のような悲しい目をしていた…)

ジエンの番になりチェスの駒を動かすジエン。

ほう、噂で聞いた通りの腕前だな。

クレセント令嬢に習ったと聞いたが、令嬢もチェスを始めてから一月も経っていなかったはずだが…。

爵位や領地よりも金銭を要求する子が、こんなに貪欲なチェスをするのは興味深いな…。

話で聞くよりもずっと似ている。

似ているって誰にですか?とキョトンとするジエン。

うちの孫じゃよとニッコリ笑うグレント侯爵。

(孫って誰?人間の女の子だよね?)

うちの孫も君のように大胆で、明るくチェスが上手な子だったんだよ。

あ~うん…とあいまいな返事をするジエン。

(よかった、孫のことが嫌いなわけじゃなさそう)

あの子がチェスが上手なのは奇妙なことだったんだ、なぜなら勉強よりも外を飛び回る方が好きな子だったから…。

馬に乗ってあちこち駆け回ったり、足も速かった、いつも日が暮れるまで外に居て遊んでいたよ。

(それは、私も一緒なんじゃないかってディスられている…?)

そんな子だったから、あの子が崖から落ちて遺体で見つかる前日にも、私たち家族はただただあの子の帰りを待っているだけだったんだ。

そろそろ帰ってくるだろうと…。

暗い表情になりうつむくグレント侯爵。

それじゃあ、もうお孫さんは…。

いやいや、もう10年も前のことだから、そんな顔をしなくてもいい。

ジエンに養子の申し出

ひとつ聞いてもいいかな?

ジエンに質問する侯爵。

旅に出たい理由は今居る領地が気に入らないからなのかい?

えっ?あ、えーっと…。

答えに困ってしまうジエン。

ブリジット伯爵には内緒にしておくから、正直に言ってみなさい。

い、いえ、そんな理由ではありません!ブリジット伯爵領はとても暮らしやすいです。

ただ、死ぬまで同じところに住むのは飽きそうな気がして、機会があれば別の土地に行ってみたいな~っと。

家族はいるだろう?どうするんだい?

親は早くに亡くなって、兄弟もいません。

そうか、悪いことを聞いてしまったね。

いえいえ…。

シーンとなる2人。

あ、あの…侯爵様?

うちの娘は結婚後にすぐ旦那を失い、娘まで亡くしてしまったため、今は亡き旦那の領地で暮らしておるのじゃが…。

そこで恵まれない子供たちを引き取って自立を助けてあげたりしている。

でも寂しさは埋められないようだ…・

もし良かったら、そこを旅の第一目的地にしてみないかい?

娘に話して、君を城に招き、もし領地での暮らしが気に入ったらうちに養子にくればいい。

…?

いまいち侯爵に何を言われたか理解できないジエン。

よ、よ、養子!?

私をですか!?とギョッとするジエン。

うちには後継ぎもいないし、平民を迎えることえを反対するような家臣もいない。

代々学者を輩出している一族ゆえ、政治に巻き込まれる心配もない。

ですが、お嬢様の話相手が必要なら、お嬢様の養子になった方がいいのでは…?

素朴な疑問をぶつけてみるジエン。

何を言う、どうせなら男爵より侯爵の養子のほうがいいだろう!とドヤ顔の侯爵。

ブリジット伯爵も、君が男爵の娘よりも侯爵の娘の方が結婚の際に何かと…。

ま、待ってください!!

慌てるジエン。

私と公子様はそんな関係ではありませんので!!

ブンブンと首を横に振って、表情をコロコロ変えるジエン。

それを見て侯爵は亡くなった孫のアリスに本当によく似ていると思っていました。

(娘のヘレンもきっと気にいるはずだ)

侯爵の妄想が沸き立ちます。

(ジエンが家族になれば何でも買い与えよう!)

(それよりも、誰が見ても想い合っている2人の関係を強く否定する理由はなんなのだろうか?)

(表彰式で見たベルハルト殿下の不機嫌な様子も気になる)

(欲しいものがあれば血が流れても手にいれようとされる方だ…でも血で愛を勝ちとるのだけは避けて欲しいが…)

(いや、それよりも、あのお方が恋愛感情がどんなものか気づけるのだろうか…?)

あの…。

考えこんでいる侯爵に話しかけるジエン。

何だね?

お嬢様はどこにお住まいなんですか?

ああ、小さいとこだから知らないと思うが、「マラッタ」っというところだ。

ジエンは驚きます。

それはメイド仲間のマリーのふるさとでした。

ナセルにも話ていたあの「マラッタ」。

ジエンは運命かもしないと思いました。

そのご提案、本当にお受けしても…?

悩むジエン

自室に戻ったジエンはベッドに寝転がっていました。

ヘカテも回復して神殿に戻ってしまい、カールさんの家でゴロゴロしているしかすることがないジエン。

今日の出来事を振り返っていました。

(メイドを辞めて「マラッタ」に行くのが私の運命なのかも知れないよね。)

(ナセル様は本当に一緒に来てくれるだろうか…?)

(前世の私はナセル様の自由を奪ったのに、ナセル様が私について来たいというのは断れるわけない)

(本当にナセル様が私について来て、ずっと私のことを愛してくれるなら…)

(私は公子様の手を振り切ることなどできるのだろうか…?)

 

「暴君の行方」92話の感想と考察

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急にジエンとチェスがしたいと言い出したグレント侯爵。

ここで一気にグレント侯爵の家族の悲しい過去が語られましたね。

亡くなった孫娘に似ているジエン。

どこまでいっても人たらしなジエンです。笑

でも、ジエンの行きたかった「マラッタ」がグレント侯爵の領地だったのはやっぱり運命かも?

その上、養子の提案まで?

平民か一気に侯爵にまでジエンはなってしまうのでしょうか?

でも、今後ナセル様と結婚できたとすれば、侯爵の地位は大きな武器になりそうですよね?

身寄りのないジエンですから、ナセル様と結ばれて、幸せな家庭を持って欲しいと切に願います。

間違ってもベルハルトの毒牙?にかからないで欲しいです。

ジエンがナセル様への答えを保留にしていますが、どうなるか気になります!

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