「仁義なき婿取り」35話のネタバレ
大和の後押しで愛夏羽は…？
私とだったら紀羅は総帥になれないと大和に言う愛夏羽。
私だけ、お父さんと血が繋がっていないからと。
愛夏羽が読んでいたのは、妹が書いた日記でした。
祖父から全ての真実を聞かされていた妹の書いた日記には衝撃的な内容が書かれていました。
それは、愛夏羽たちの母親が、父と結ばれる前に違う男に襲われていたこと。
短期間で2人の男と交わると、稀に別々の遺伝子を持つ双子が産まれること。
双子なのに、どうして自分はダメなのか意味がわかったと涙を流す愛夏羽。
日記のほとんどの内容は、母を襲った男と、愛夏羽への憎しみでいっぱいでした。
ここに16年間もどんな思いでいたのかと思うと胸が締めつけられます。
すると、黙って聞いていた大和が突然、ふざけんな！と言って愛夏羽から日記を取り上げました。
日記をビリビリ破きながら、今までヤクザの娘だと言われて避けられて、危ない目にも遭って、しまいにはこんな所に閉じ込められなきゃならないんだ！と怒っています。
母親が襲われたのは、お前の責任じゃないのに！と。
このまま一生、紀羅に会えなくてもいいのか？と聞く大和。
愛夏羽は、しっかり大和を見て、いいわけない！会いたい！と言いました。
愛夏羽の脱走
愛夏羽の部屋をノックする音が聞こえます。
ビクッとする2人。
大和は慌ててメイドの服に変装します。
そして、愛夏羽にキッチンの奥の貯蔵庫から地下に繋がる道があることを教えます。
そこから外に出れるから、あいつに会いにいけと言いました。
悔いが残らないようにと。
メイドたちがなかなか出てこない愛夏羽の部屋の鍵を開けようとしたその時。
メイドに扮した大和が出てきました。
どうかしましたか？
愛夏羽様は？
お疲れのようで、夕方まで起こさないようにと眠ってしまわれました。
ベッドには枕を忍ばせて愛夏羽が寝ているように見せかけています。
どうしましょうか？と相談し合うメイドたち。
そっとしておきましょうということになり、部屋から出て行くメイドたち。
一人だけ、振り返って部屋の中を見ているメイドがいました。
紀羅と偽愛夏羽のデート
獣道を走る愛夏羽。
大和に感謝しかありません。
（こんなところまで来てくれて、私の背中を押してくれてありがとう）
（紀羅に一目だけ会いたい）
（それだけで、私は…）
【蛇島組事務所】
ぼーっと椅子に座っている紀羅。
最近、若の様子がおかしいと部下たちが噂しています。
紀羅のスマホに偽愛夏羽からメールが届きました。
〈今からちょっと出てこれる？〉
【宝石店】
300万の値札のついた指輪をはめる偽愛夏羽。
どう？と紀羅に聞きます。
いいと思いますとニッコリ笑う紀羅。
一緒に考えてよ！と不機嫌になる偽愛夏羽。
どれも似合いますからと髪にキスをします。
そして、耳元で囁きました。
あなたを殺して、愛夏羽さんと入れ替えてしまいたいですけどね。
怖いこと言うのね、せっかくのデートなのに。
24時間見張りがついてるから殺すのは難しいと思うわよ？
冗談だと笑う紀羅。
指輪の後は、服を見に行きたいとお店を出ようとします。
その時、愛夏羽と中と外ですれ違っていました。
紀羅と会えた愛夏羽は…？
服屋で何着も服を見る偽愛夏羽。
横柄な態度で、サイズを出すように怒鳴り散らしています。
その間、誰かに電話している紀羅。
オレだ、そっちはどうなってる？
まだ彼女の居場所はつかめていません。
何としてでも捜し出すんだ！
愛夏羽は紀羅たちが居る服屋の外の通路で佇んでいました。
紀羅見つからないな…。
実は偽愛夏羽になりすまして、家に電話をかけて、自分の今日の予定を聞き出すことに成功していました。
今日は蛇島とデパートに行くって言ってなかったですか？
やっぱり、紀羅はあの子と一緒なんだと思う愛夏羽。
そこへ、店員が声をかけてきました。
お客様！お待たせしました！サイズはこちらでよろしいでしょうか？
へっ？
ご試着してください！どうぞこちらへ！
有無を言わさず連れて行かれる愛夏羽。
試着室で着せられたのは、なんともボディコンシャスな派手なドレスでした。
ピッタリですね！と店員。
そーですか…いや、誰かと間違えてますよね？
店員は他のお客様に呼ばれて試着室から出て行ってしまいました。
ちょ…あのっ‼︎
もー、なんなのよ！とドレスを脱ごうと背中のファスナーに手を伸ばす愛夏羽。
すると、試着終わりました？とドアが開きます。
それは紀羅でした。
驚いて息が止まりそうになる愛夏羽。
紀…羅…。
どうかしましたか？
突然のことに固まってしまいます。
と、突然入ってくるから…と自分を落ち着かせようとする愛夏羽。
紀羅は手伝いますと言って、背中のファスナーをおろします。
ドキドキしてして目を瞑ると、紀羅が唐突に双子の偽物とは随分、服の趣味が違うんですね？と言いました。
心臓がドクンとなります。
どうしたんですか？偽物に贈った指輪よりも高価な指輪を贈ったに物足りないないですか？
後ろから愛夏羽を抱きしめる紀羅。
どうしたら、オレを総帥にしてくれますか？
（やっぱり紀羅は私たちが入れ替わっていることを知っているんだ…）
涙が溢れてくる愛夏羽。
（私、やっぱり邪魔者だ…）
大丈夫…紀羅は総帥になれるからと言って、振り返る愛夏羽。
試着室の鏡に拳を打ちつける紀羅。
出来ないことを言わないでくれますか“愛夏羽さん”。
よくのこのこオレの前に顔を出せましたね？
最初から、“あなた”だってことは気づいてましたよ。
驚く愛夏羽。
月城家にはいっぱい食わされました。
まさかあなたが双子の替え玉だったなんて。
こんな屈辱ありませんよ。
オレはあなたを命がけで守って愛してきたつもりです。
それは、あなたの婿になれば総帥になる前提があったからです。
愛夏羽の首を締め上げる紀羅。
なんの価値もないあなたをもう愛することはありません。
苦しみながらも、“うん”と返事をする愛夏羽。
本物の月城愛夏羽と結婚して総帥の座を手にいれますから。
ギュッと目を瞑る愛夏羽。
涙がこぼれます。
…うんと返事をしました。
チッと舌打ちをする紀羅。
そのまま愛夏羽にキスをします。
なのに、どうして…。
紀羅の今にも泣きそうな顔にドキッとする愛夏羽。
どうして、こんなにもあなたと結ばれないことを、虚しく感じなければいけないんですか…‼︎
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「仁義なき婿取り」35話の感想
自分は結婚できなくても、最後に一目だけ紀羅に会いたいという、切実な想いが伝わってきましたね！
大和、めちゃくちゃ役に立ちました！
紀羅がダメでも大和がいるよ！って何故かストックみたいに考えてしまう自分がいます。笑
それと、偽愛夏羽が少し紀羅に惹かれてるような描写があるのが気になっています。
本当に好きになってしまったら、ますますややこしくなりそうなんですが…。
紀羅もこのままでいいのかな？
偽愛夏羽が服屋でワーワー言ってるときに、紀羅が電話している内容も気になりました。
“彼女”って愛夏羽のこと？それとも別のキーパーソン的な誰かでしょうか？
実は愛夏羽たちの母親が生きているとか？
なんか色々とまだ隠された真実があったりして？
ともかく今は、紀羅と愛夏羽が会えたことを良しと思うしかありませんね！
