「うるわしの宵の月」13話のネタバレ
琥珀のやきもちに?
「妬いてるだけ」と先輩に言われた宵はその意味に戸惑っていました。
お皿を拭きながらボーっとしてしまう宵。
その後の先輩は、何事もなかったように仙太郎たちとカレーを食べていました。
でも、宵とは一度も目が合いません。
そうこうしていると、先輩たちが帰ろうと席を立ち始めます。
えっ!と思う宵。
帰っていく先輩を思わず追いかけてしまいました。
先輩!
振向く琥珀。
あ、あの…ご来店ありがとうございました。
うん、またね。
ひらっと手を振って歩いて行ってしまう琥珀。
あまりにもあっさりとしていて、呆然と立ち尽くす宵。
コンビニに寄る琥珀たち。
ちょっとさっきのは冷たかったんじゃない~?
何がだよ?
王子にした、さよならの挨拶だよ、「うん、またね」ってやつ。
そんなことないだろ。
あれ?もしかして妬いてる?
まじ?可愛いとこあるんだな?
仙太郎が琥珀の肩をポンポンと叩きます。
その手を掴んで、真顔でダメなのかと聞き返す琥珀。
…いや、ダメじゃない…よ。
顔面蒼白になる仙太郎。
(イチが怒ってるのはじめてみた…)
宵がトキメクのは?
宵は自宅に戻って先輩とのやり取りのメールを見返していました。
(あんな反応されて、どうやって返せばよかったんだろう…)
そこへ姉が帰ってきました。
ただいま~って何?っくっら!
部屋の電気も付けずに座り込んでいた宵。
お母さんは?てか、電気くらいつけなよと姉。
夜勤だよと答える宵。
あ、ねえねえ、新しくバイトに入った子、宵の彼氏?
えっ?なんで?
だって、「大路」って名前だったから。
違うよ…。
そうなの?なんだ、つまんないの。
正確にはその「彼氏」とは付き合っていないと説明する宵。
姉がどうしてなのか聞いてきます。
なんか、信用できないっていうか、私の見た目ばっかり好きって言ってきて…。
宵のぐちぐちを聞いていた姉が、もっと流れにまかせたら~っと言ってきます。
でもさ、宵はその人じゃなかったらトキメいたりするの?
え?
(先輩以外の人で…?)
(そんなこと考えてもみなかった…)
あんまり石橋叩いてたら、壊れちゃうからね~!とアドバイスをして部屋を出て行く姉。
宵ちゃんが素直に?
学校で、いつもはしない失敗ばかりをしてしまう宵。
野ばらたちが、珍しがっています。
こんな凡ミスを連発するなんて珍しいよね?
…ちょっと考えごとしててと宵。
何?来週のお祭りのこと?と寿。
(そういえば、一緒に行く約束してるんだった…)
でも、1個だけ綺麗に焼けてよかったね!それ先輩に持っていってあげたら?
授業で焼いたマフィンを手に持っている宵。
…うん、持っていこうかな。
予想していなかった宵の返事に、驚く野ばらたち。
そして、宵は2年生のクラスに足を運びます。
先輩がどこにいるか、通りすがりの男子に聞きました。
イチ?だぶん職員室じゃないかな?
職員室?
なんで職員室?と思って戻ろうとする宵。
すると階段の下から、先輩が上がってくるのが見えました。
えっ?
何してんの?
お互いにびっくりして立ち止まります。
や、その…。
マフィンを渡しに来たと言い出せない宵。
たまたま…と言いかけて、足を滑らせてしまいました。
ガクン。
落ちそうになる宵を抱きとめる琥珀。
あっぶね!
宵は琥珀に腕の中にいました。
怪我は?
な、ないです…。
真っ赤になる宵。
琥珀もパッと手を離しました。
ごめん。
いえ、ありがとうございました。
2年のとこで何してんの?何か用事?
あ、えっと…。
イ~チ~!!
下の方から仙太郎たちが呼んでいます。
じゃあ、オレはこれで…と宵に言う琥珀。
え、あっ、あの!良かったら、一緒に帰りませんか?
ちょっと嬉しそうな顔になる琥珀。
仙太郎たちに先帰ってと伝えて、宵と帰ることになりました。
まさかのすれ違い!?
一緒に並んで歩く宵と琥珀。
職員室には何しに言ってたんですか?
ああ、昼休みに学校抜けて昼飯買いに行ってたのがバレて呼び出しされてた。
えっ!それは怒られますよ…。
バレないと思ったんだけどな…。
なんだか普通に話せています。
マフィンをこの流れて渡そうとした時、宵の電話が鳴りました。
誰!?
驚いて出ると、大路くんでした。
電車が止まってバイトに遅れるという内容で、店長に連絡しても既読がつかなかったから宵に連絡してきたようです。
電話を切ると、琥珀が話しかけてきます。
連絡先、交換してたんだ?
まあ、シフトとかもあるので…。
ふうん、なんかおもしろくねーな。
え?
知ってる?あのハンサム、宵ちゃんに気があること。
はあ?明らかに困る宵。
ないですよ、ただのバイト仲間です。
気づいてないならいーよ。
そ、そんなこと言ったら、先輩だって他の女の子の連絡先いっぱい入ってるじゃないですか!
じゃ、全部消す。
いや、そういうことじゃなくて!!
昨日のこともそうですけど、「妬いてる」とか言うのやめてください。
先輩は女の子に言いなれてるかもしれないけど、私はどう対応していいか困るっていうか…。
慣れてないと琥珀。
オレだってこんなこと慣れてない!
真剣な表情になります。
あの…と戸惑う宵。
なんでもないからと琥珀。
そのまま、ごめんと言って帰ってしまいました。
宵は姉の言葉を思い出していました。
(あんまり石橋叩いてたら、壊れちゃうからね)
「うるわしの宵の月」13話の感想と考察
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琥珀が「妬いてる」って、本当に今までなかったことなんですね!
そのくらい、宵ちゃんに対して本気なのかもって思うと、ドキドキしちゃいます。
宵ちゃんも、琥珀以外の人にはドキドキしないかもってわかったし、何か2人は似たもの同士なのかな?笑
仙太郎くんたちも、初めて見る琥珀の一面に驚愕したことでしょう!
そして、大路くんをライバル視!
何か、宵ちゃん、謎の三角関係にハマってる?
いつの間にか女の子っぽくなってきた宵ちゃんも見ていてドキドキしちゃいます。
琥珀も、大路くんの登場で、なんだかイライラしてますし、これから益々面白くなりそうです!