ある日、お姫様になってしまった件について 51話 前回のお話
クロードの誕生日に招待されないアタナシア。
ところが陛下の直属の騎士に陛下が呼んでいると連れて行かれます。
みんなの前でお前は娘でも姫でもなき罪人だとクロードに言われるアタナシア。
帰りの廊下を走っていると転んでしまい…。
ある日、お姫様になってしまった件について 52話 ネタバレ
こけたまま座り込んで動かないアタナシア。
もう一度、イゼキエルが名前を呼びます。
反応なし。
失礼しますと、脱げてしまった靴をアタナシアの足に履かせるイゼキエル。
じっとイゼキエルの様子を見ているアタナシア。
イゼキエルが顔を上げるとアタナシアと目が合います。
その目には大粒の涙が溢れていました。
アタナシアは顔を伏せて見ないで欲しいと懇願します。
イゼキエルに平気かと聞かれ、全然平気ではないアタナシア。
クロードがアタナシアを忘れた日から今日まで、全然平気ではなかったのです。
最初はただ生きるために、クロードを欺こうとしていただけなのに、前世でずっと1人だった私は何も欲しがってはいけなかったのに。
クロードの温もりを知ってしまったから…。
何も見ていませんからと立ち上がるイゼキエル。
アタナシアはもう涙で何も見えなくなっていました。
すべて泡のように消えてしまえばいい…。
クロードと苛立ち
部屋に入り、着ていた服を乱暴に脱ぎ捨てるクロード。
アタナシアのさっきの顔を思い出すと頭が割れそうにズキズキします。
何かを失ってしまったような喪失感を感じるクロード。
イゼキエルの反抗
アルフィアス公爵が戻ってきたイゼキエルを呼びます。
あの場で姫を追いかけるなんて、被害を被ったらどうする気だったんだと怒っています。
アタナシア姫が陛下の寵愛を失った今、姫と一緒に居るのは危険だと言います。
父上と切り出すイゼキエル。
父上はいつも理性的でいるように言いますが、僕は今日それが無意味であると理解しましたと伝えます。
どういう意味だ?と返すアルフィアス公爵。
僕はあの方の涙をみたくないし、あの方を泣かせる人を許すこともできないと言うイゼキエル。
まさか本気だと言うのか?とイゼキエルを威圧します。
イゼキエルが何と答えたのかはわかりませんが、とりあえず頷くアルフィアス公爵。
今日のことに私は関与していないと言うと、わかっていますと答えるイゼキエル。
でもこれからはわからないですよね?とアルフィアス公爵の準備中のことがあの方の迷惑になるのなら黙っていないとイゼキエル。
親の思い通りにはならないものだ…とため息をつくアルフィアス公爵。
とりあえず馬車に乗るよう促し、話はまた後でになりました…。
ある日、お姫様になってしまった件について 52話 感想と考察
イゼキエルがアタナシアを追いかけてきました!
きっと本当に好きなんでしょうね。
アタナシアはずっとイゼキエルを警戒していますが、イゼキエルもいいなって思うんですけどね?
やっぱりアルフィアス公爵の息子だからダメなのかな?
でも、イゼキエルとアルフィアス公爵の会話の中で、今回のことは関係していないと話していたということは、やっぱり裏で色々やってそうですよね?
イゼキエルがアタナシアを助けることができるのでしょうか。
やっぱりルーカスがいないと、どうもしっくりこないですよね。
アタナシアを好きなイゼキエルをアルフィアス公爵が利用するってこともあり得そうですし、アタナシア、前途多難です…‼︎